動画流出＆デマで作られる「虚像」　映画『飢えたライオン』ポスター公開

緒方貴臣監督の最新映画『飢えたライオン』のポスタービジュアルが公開された。

同作は、フェイクニュース、それらを拡散させるSNS、座間9遺体事件で表面化した若年層の自殺、リベンジポルノといった現代社会の歪みを描いた作品。児童ポルノ禁止法違反の容疑で担任が逮捕され、その相手が18歳の杉本瞳だというデマが事実のように広がり、追いつめられた瞳は自殺するが、そのことがマスコミの餌食となり報道が加熱していくというあらすじだ。主人公の瞳役に松林うらら、その恋人・藤川ヒロキ役に水石亜飛夢、瞳の母・裕子役に筒井真理子、校長役に竹中直人がキャスティング。公開は9月15日。

ポスタービジュアルには、「覗き見の、快感。」というキャッチコピーと共に、目にモザイクをかけられた瞳と、瞳をバックハグするヒロキの姿や、瞳を取り巻く家族、クラスメイトの姿が写し出されている。あわせて場面写真も公開。なお『飢えたライオン』というタイトルは画家アンリ・ルソーの同名作品から着想を得たという。