湊かなえのイヤミス短編『ポイズンドーター・ホーリーマザー』がドラマ化

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2018年08月08日 17:51  CINRA.NET

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湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(光文社文庫)表紙
湊かなえの小説『ポイズンドーター・ホーリーマザー』がWOWOWで連続ドラマ化されることが発表された。

2016年に『第155回直木三十五賞』候補に選出された同作は、母と娘の関係を軸に様々な立場の女性たちが抱く激しい情念や苦悩、犯した過ちなどを描いた「イヤミス」短編集。WOWOWでは全6編をドラマ化する。

監督は『連続ドラマW プラージュ〜訳ありばかりのシェアハウス〜』や映画『バースデーカード』などの吉田康弘。劇中では「毒親」である母親の佳香に悩まされる女優の藤吉弓香や、周囲からは子供思いの優しい母親だと見られている佳香、「優しすぎて」殺人を犯してしまう女性、全ては自分のせいだと信じ続ける女性、奔放な妹と対照的に40歳近くまで猫だけに心を開いてきた姉、ライバルの活躍に苛立ちを募らせる脚本家志望の女性らの姿が描かれる。

吉田監督は「本作は、昨今の分かり易い勧善懲悪なドラマとは一線を画す、インテリジェンスを備えた大人向けのドラマになると予感しております。原作にある強い毒気と鋭い社会風刺を存分に活かしながら、人間の多様性や複雑で曖昧な感情を、俳優部の皆さんとセッションしながら紡ぎ出し、血肉の通った骨太なドラマに仕立てたいと思います」とコメント。キャストや放送日は後日発表される。

■吉田康弘監督のコメント
数々の作品が映像化されてきた湊かなえ先生原作のドラマ化に携わることができ、大変光栄に思っています。本作は、昨今の分かり易い勧善懲悪なドラマとは一線を画す、インテリジェンスを備えた大人向けのドラマになると予感しております。原作にある強い毒気と鋭い社会風刺を存分に活かしながら、人間の多様性や複雑で曖昧な感情を、俳優部の皆さんとセッションしながら紡ぎ出し、血肉の通った骨太なドラマに仕立てたいと思います。ひとたび触れれば絡めとられるような、人間の業を深く抉る快作を目指し、スタッフ一同力を合わせて邁進しますので、どうぞ完成を期待して待っていて下さい。
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