同作は、入馬兵庫名義のデビュー作『太陽がイッパイいっぱい』で『第8回小説新潮長編新人賞』を受賞した三羽省吾による同名小説の実写映画版。夏の北海道を舞台に、退屈な毎日にうんざりして仕事を辞めてしまったタカシ、「北海道行くべ!」とタカシを誘う高校時代の同級生レンチ、同じく同級生のキノブーのニート3人と、出会い系サイトで知り合った月子の移動距離3300キロメートル越える逃避行を描く。
安井が演じるのは、危ない筋の関係の女性に手を出してしまった主人公のレンチ。共演者にはタカシ役の山本涼介、キノブー役の森田美勇人(ジャニーズJr.、Love-tune)、秘密を抱える月子役の灯敦生、タカシの母親役の石野真子、北海道でニート3人組を助けるタカシの叔父役の藤本隆宏、その妻役のMEGUMIが名を連ねる。監督、脚本は、10月に知英主演の『殺る女』の公開を控える宮野ケイジが務めた。主題歌は9mm Parabellum Bulletの“キャリーオン”。
安井は「自分にとっても初主演映画になります。北海道を端から端まで走り回って、総移動距離約3300キロ。北海道の素敵な風景が大きなスクリーンで見られると思うと僕も楽しみです。キャストスタッフは勿論、地元の方々の思いもたくさん詰まった作品になっているので、是非劇場に足を運んでください」とコメント。
山本は「真夏でもベンチコートが必要になるくらい寒い日もあり、“3ニート”で色んな銭湯に行ったのもロケの思い出です。東京では感じることのできない空気と景色の中での撮影は新鮮で、貴重な時間でした。北海道の各地を回る中で、地元の方々の暖かさも感じることができました」「レンチ、キノブー、タカシ。3人が北海道を旅する中でどう変わっていくか。楽しみにしていてください」と述べている。
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