ラペルラの下着、ボディコンドレス……30女の過去が封印されしクローゼットを断捨離!

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2018年09月24日 22:03  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩003-3】封印されし「ミニクローゼット」を断捨離!(Eさん・32歳)

 前回に続き、第3回目のクライアント・東京都世田谷区の2DKに住むEさん(32歳)のお部屋です。

 前回、リビングの床面をスッキリと整理したことで、スペースに余裕ができました。

 今回は、ミニクローゼットから溢れるモノを広げて、要・不要を選定していきます。

 Eさんのリビングにあるミニクローゼットですが、ドアハンガーに洋服やバッグをどっさりと掛けているので、肝心のクローゼットが開閉しづらい状態でした。

ミニクローゼットの中は……

 ドアハンガーに掛かったモノをよけてミニクローゼットを開けると、中には「使っていない小物」が押し込まれていました。

 まずは、ミニクローゼットの中を整理して、モノを減らしていきましょう。

 中に入っているモノを、すべて出します。Eさん自身に、モノと向き合ってもらいながら、<必要・不必要・保存>へと分けました。

 セクシーなコスプレ衣裳が出てきました! Eさんはなんと、元ストリッパー。「誰にも言えなかった秘密の仕事」だったそうなので、今回、当時の思い出と一緒に断捨離することにしました。

 スパンコールのボディコンドレスにバドワイザーガールまで、あらゆる衣装を纏って踊ったそうです。ストリッパー時代は、ダンサーの先輩たちがプロフェッショナルで優しく、それが彼女に頑張る勇気を与えてくれたそう。思い出の品を見ると、当時の出来事が蘇ってきます。

 でもEさんは「ストリップ&デリヘル時代のモノを捨てる」と強く決意していたので、迷わずゴミ袋へ捨てました。

 下着フィッターの仕事をしていた頃に入手した、ラペルラ、シャンタル・トーマス、シバリスなどの高級ランジェリーもありましたが、惜しみなく手放します。

 これらは、すでに輝きを失ったモノたち。お値段が高かったモノでも、古い思い出とともに使い切ったからこそ、潔く捨てることができます。

 

35個もあったバッグを断捨離!

 リビング、ダイニング、ベッドルーム……3つの部屋に散らばるバッグを集めて、すべて選定します。

 使用頻度の高いモノと低いモノに分けて、35個あったバッグを、15個まで減らすことができました。

 これらは「身支度するモノ」のグループに区分けして、ベッドルームに移動させます。

 クローゼットから出てきた生活雑貨類は、溜めてあった紙袋を使って、グループ別にまとめましょう。

 A4サイズのファイルボックスを収納アイテムとして使用することを、過去にも提唱してきましたが、買い物をしたときについてくる紙袋はA4サイズが多いので、片付け序盤の分別に使用することで、持ち物の量と収納のサイズを目算できます。

 紙袋の外に、グループ名を書いて、それぞれの部屋から出てくるモノをポイポイと入れていきます。

 間違っても、モノを減らす前に、収納ボックスを買わないこと!

 片付ける=収納ボックスを買うことではありません。

 

【テクニック】100円ショップ「ワッツ」のボックスがオシャレ!


 モノの量が見えてきたので、ワッツの「STORAGE BOX(ストレージボックス)」のA4サイズ(2・写真左下)を10個用意しました。

 同じデザインの収納ボックスが揃うほど、スッキリした印象に。100円ショップのワッツでは、写真のように5種類のストレージボックスがあります。

 例えば本棚には1のコミックサイズ、下駄箱には3のシューズサイズ、オープンラックには4のB4サイズ、カラーボックスには5のおもちゃサイズなど。棚の奥行にあわせて選びましょう。

 

"2軍落ち"のストックと思い出ボックス

 リビングのミニクローゼットは、Eさんにとって開けにくいため、ストックと「思い出ボックス」を収納することにしました。つまり、使用頻度の低いモノ(2軍落ちのモノ)です。

 写真のように、アイテムをグループに分けてボックスに収めます。

 写真右上の文房具は、これでもまだ一人暮らしには多すぎる量なので、減らしていきたいモノ。写真中央のコスプレグッズ2箱は、1年間1度も着なかったら見直しを……という風に、この先も選定していきます。こうすることで、動かないモノ(使わないモノ)に気が付きやすくなります。

 これらの多すぎる”2軍落ち”と”思い出”のモノは、徐々に減らしたいところ。そのためにも、100円ショップの紙ボックスのほうが、減らした時に処分しやすいでしょう。

 以前は、収納スペースに余白があったので、ついついモノを押し込んでいました。今回は、棚間の高さをフル活用したので、モノを押し込める隙がありません。

 開け閉めが面倒なフタを外しているので、必要なときもワンアクションで出し入れできます。

 モノを押し込む、置きっぱなしにしてしまうのは「収まりきれない」ということ。ひとりで管理できる量まで減らせたら、もっと楽になれます。

 

 次回はリビングの、大きなクローゼットに眠る「不良在庫」を整理!

(毎週月曜更新・次回は10月1日予定)

 

<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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