小田急グループの小田急エージェンシーは19日、引退した特急ロマンスカー・LSE(7000形)の装備品を活用するプロジェクト「Romancecar Memorial Parts Project」を10月20日から開始すると発表した。
「Romancecar Memorial Parts Project」は、小田急電鉄のフラッグシップとして長きにわたり活躍した特急ロマンスカー・LSE(7000形)で実際に使用されていた座席シート、座席テーブル、カーテンなど車内装備品に対し、プロダクトデザイナーの手により新たな役割を宿す取組みとなる。第1弾では、シートの座面を使った「ロマンスチェア」、車内のテーブルを活用した「ロマンステーブル」、カーテンを使った「ロマンスウォッチ」や「ロマンスTシャツ」をはじめ、全4種類の商品を数量限定で販売する。
これらの商品は廃材車両部品を利用しているため、傷・汚れ(一部)が残っている場合がある。また、すべて受注生産となるため、発送は2019年3月以降を予定している。全アイテム共通で1,080円の配送料が別途必要。「Romancecar Memorial Parts Project」第1弾は販売サイト開設に合わせて10月20日から販売開始しており、販売期間は12月25日23時59分までとなっている。販売収益の一部は、引退した特急ロマンスカー・NSE(3100形)を保存・展示している神奈川県開成町へ、車両の保存管理費用として寄付される。