秋も深まってきましたね。食べ物の美味しい季節です。
旬を迎えている食材のなかに、「柿」があります。柿は熟すのが早く、いつの間にかドロドロになってしまったという経験のある方も多いと思います。
柿は、健康や美容にとても良い果実です。料理研究家の筆者が、やわらかくなった柿を救う特選レシピ
を3つご紹介します。
■健康と美容効果が抜群
柿は、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」といわれるほど栄養価の高い食材です。
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美肌効果のある「ビタミンC」が豊富なので、乾燥した時期にぴったりです。また、「βカロテン」も含まれているので、美容効果が抜群の食材です。
やわらかくなっても、捨てずに美味しくいただきましょう。
■熟し過ぎた柿の救済レシピ3選
(1)柿キムチ
柿をキムチと混ぜるだけの簡単レシピです。
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キムチの辛味にほんのり柿の甘みが加わり、スイートチリソースのような仕上がりになります。ごま油を加えると、ご飯のすすむおかずになります。お酒のおつまみにもどうぞ。
(2)柿すき焼き
すき焼きを作る際にお砂糖を使いますが、それを柿の甘さで代用します。
作り方は、柿の皮をむいて鍋に入れ、酒と醤油で煮るだけです。そこに、肉や野菜、豆腐などを加えれば完成です。ヘルシーで、寒くなるこれからの時期にふさわしいメニューでしょう。
(3)柿グラタン
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柿の皮をむいて8等分に切り、耐熱皿に入れます。その上にブルーチーズを適量のせ、はちみつ(少量)をかけてトースターで焼きます。焦げ目がついたらアルミ箔をかぶせて、再度トースターで少し加熱すると完成です。
ワインとよく合うので、間もなく解禁となるボジョレーヌーボーと合わせても良いですね。
いかがでしたか? 柿が熟し過ぎたからといって捨ててしまうのはもったいないです。ご紹介したどのメニューも、柿がドロドロになったぐらいのほうが美味しいので、ぜひお試しになってみてください。
(料理研究家 オガワチエコ雑誌やテレビ、書籍等で活躍中。著書に「彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん」、「おにぎらずの本」泰文堂、「スティックオープンサンドの本」講談社)