F1技術解説:複雑さを増す最新ステアリングスイッチの役割を解説

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2018年11月06日 11:01  AUTOSPORT web

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レッドブルのステアリングホイール
F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズが近年複雑さを増すF1マシンのステアリングのスイッチについて解説する。

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 F1マシンのステアリングは、今やますます複雑さを増している。レッドブルの場合も、例外ではない。マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが具体的に何をどう操作しているのか、ステアリングの表裏をじっくり説明しよう。

1ーDIFF:デフ調整ダイヤル
2ーN:ニュートラルボタン
3ー−10/+1:8のタイヤ調整ダイヤルで指定したパラメーター(設定)を10段階で調節する
4ーRADIO:無線ボタン
5ーBBAL:ブレーキバランスダイヤル。7のBB−、BB+ボタンでも調節可能。
6ーDRINK:ドリンクボタン
8ーTYRE:タイヤの状態に合わせて、マシンセッティングを変更する。
9ーCHARGE:回生エネルギー量調節ダイヤル。左方向のFILLがチャージ、右方向のDRAINが放出。
10ーFUEL:空燃比の調節ダイヤル
11ーDISPLAY:ディスプレイ切り替えダイヤル。“FORM”, “FUEL”, “TYRES”, “BRAKES”, “TYRES”, “SAFE”, “IN LAP”と、局面に応じて表示メニューを切り替える。
12ーMODE:エンジンマッピング変更ダイヤル
13ーREV:一瞬だけパワーを上げるブースターボタンと思われる。
14ーMID:コーナリング中のデフ調整ダイヤル
15ーFAIL:全システムをフェイルセーフモードにするボタン
16ーPIT:ピットボタン。これを押して、速度超過を防ぐ。
17ーPC(pit Confirm):ピットインの指示に対し、無線交信せずに了解を示すボタン
18ーTORQ:トルク調整ダイヤル

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