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ロールパン、のど詰まらせた男性 水を吸うと一切れでも

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2018年11月09日 14:02  朝日新聞デジタル

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朝日新聞デジタル

写真食事する高齢者の口の動きやのみ込む様子を確認する言語聴覚士(右)と管理栄養士=2018年10月31日、東京都東村山市、関田航撮影
食事する高齢者の口の動きやのみ込む様子を確認する言語聴覚士(右)と管理栄養士=2018年10月31日、東京都東村山市、関田航撮影

 食べ物を気管やのどに詰まらせてしまう誤嚥(ごえん)や窒息の事故が介護施設で目立っている。加齢とともにのみ込む力は衰えてくるもの。いかに防ぐかの模索が介護現場で続く。


 鹿児島県内の介護老人保健施設で4年前、2泊3日のショートステイで入所していた70代後半の男性が、朝食でロールパンなどを食べた後にむせた。約1時間後、男性は心肺停止状態に。のどからパンのかたまりが取り除かれたが、低酸素脳症に陥った。意識が戻らず、重い障害が残った。


 男性の家族らは施設側に損害賠償を求めて提訴。昨年3月、鹿児島地裁は「施設側は誤嚥のリスクを認識しており、パンを提供するにも小さくちぎって出す必要があった」として原告側の請求をほぼ認め、施設側に計約4千万円の支払いを命じた。施設側は福岡高裁宮崎支部に控訴したが、和解した。


 パンは一切れであっても、口に含むと水を吸って大きく重くなるため、食べ物をのみ下す嚥下機能が弱い人には危険だとされる。一審判決によると、家族は事前に施設側に「誤嚥を起こしやすいので、おにぎりを一口大(10分割)にしてほしい」と伝えており、施設の複数の記録にもその記載が残っていた。


 誤嚥や窒息は、死に直結する危険性が指摘されている。朝日新聞は、政令指定市と県庁所在市、東京23区の74自治体に、介護事業所で発生した死亡事故について情報公開請求した。公開された施設作成の報告書(2016年度)を集計すると、年間の死亡事故は700件。うち最多の403件を誤嚥(食べ物などと一緒に細菌が気道に入って発症する誤嚥性肺炎〈30件〉を含む)・窒息の関連が占めた。


 詰まらせた「もの」が報告書に具体的に記されているケースのうち、最も多かったのが「嘔吐物(おうとぶつ)」の37件。食べ物では、パンを詰まらせたのが28件で目立った。


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このニュースに関するつぶやき

  • 経験則だけど、これを完全に防ぐのは無理。裁判に持っていくことすら、正直どうかと思うレベルで。ただ、身内に起こった時にどうするかは考えておく必要はある。
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  • 水だけでも誤嚥する。施設の責任追及も程々にしないと可哀想だ。
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