乃木坂46 生田絵梨花が世間から求められる理由 グループ随一の才色兼備ぶりを考察

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2018年11月25日 10:32  リアルサウンド

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 乃木坂46の生田絵梨花が、来年1月22日に2nd写真集を発売する。2016年1月に発売した『転調』以来3年ぶりの写真集であり、グループ内で2冊目の写真集を発表したのは西野七瀬、白石麻衣、卒業生の橋本奈々未に続く4人目。いち早く写真集のTwitterアカウントも開設され、4日間でフォロワーは約11.6万人を記録(11月24日現在)。白石麻衣写真集『パスポート』のフォロワー数に匹敵する勢いをみせている。


参考:乃木坂46 生田絵梨花、密着取材は「攻めに攻め続けた」 『YOUは何しに日本へ?』収録現場に潜入


 歴史的快挙と言われる売り上げを今尚更新中の『パスポート』、それに並ぶ売り上げを誇る乃木坂46写真集『乃木撮 VOL.01』と同じ講談社からの出版になるため、売り上げにも期待がかかる。「#生田絵梨花写真集オフショット祭り」と題したTwitter企画では、ツイートが軒並み、2万いいね、3000RTを超えており、生田の絶大な人気が窺い知れる。


 生田はグループ初期から「生生星」(生田、生駒里奈、星野みなみの呼称)としてフロントメンバーを担い、10枚目シングル『何度目の青空か?』ではセンターを務めた。今でこそ乃木坂46のセンターと言えば、西野、白石、齋藤飛鳥のイメージであるが、デビューシングル『ぐるぐるカーテン』から最新シングル『帰り道は遠回りしたくなる』まで、先頭列のフロントメンバーを多くの作品で務めている。


 モデルやバラエティなど、見ない日はないほどに目覚ましい活躍を遂げている乃木坂46だが、生田に関しては特殊な立ち位置にいる。そのイメージを際立てているのが、舞台への出演だ。もちろん、ほかにも舞台で活躍するメンバーは多くいるが、生田に関してはその歌声、演技力は群を抜いている。2012年に上演された乃木坂46の舞台公演『16人のプリンシパル』から彼女の快進撃は始まり、2014年にはグループ外の活動として舞台『虹のプレリュード』の主演を務め、得意のピアノ演奏も披露。2017年には『ロミオ&ジュリエット』、ミュージカルの金字塔と言われ、生田の夢であった『レ・ミゼラブル』のキャストに選ばれ、来年上演となる両作品への続投も決定している。舞台女優を目標にしている生田は、グループが毎夏開催している『真夏の全国ツアー』には参加せず、舞台を優先することもしばしばだ。


 「舞台を経験すればするほど甘い世界ではないと痛感しているので、舞台がある間は乃木坂46の活動を少し抑えてもらうようにしました。それをファンの方に寛容に受け止めていただけているのはありがたいし、それが感じられるからこそしっかり準備して舞台に立たなければと背中を押してもらっていますね」と生田はグループをホームに、夢へ一歩一歩近づいていることを過去のインタビューで語っている(『日経エンタテインメント! アイドルSpecial 2018春』より)。そんなグループ随一のパフォーマンス力が認められ、2017年には『MTV Unplugged: Erika Ikuta from Nogizaka46』としてグループで初のソロコンサートを開催。ほかアーティストのゲストボーカルとしての参加や、『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)ではコラボアーティストの常連でもあり、すでにグループを飛び出し、ソロの生田絵梨花として大きな功績を残している。


 一方で、生田は明るく弾けた、天然キャラでバラエティ番組においても活躍している。卒業を間近に控えた西野との思い出トークが展開された11月18日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では、MCのバナナマン・設楽統が「いいアドバイスくれる人とか、喋りやすい人とか同じ悩み持ってそうとかいるわけじゃん。生田ってどれにも属していないイメージ」と例えており、グループにおける生田の存在がいかに特異であるかが分かる。


 『乃木坂工事中』はもちろんのこと、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)、『バナナマンのせっかくグルメ!!』(TBS系)などにソロで出演。『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)ではGacktから「ああいう子がグループを崩壊させる」と言わしめるほどの暴れっぷりを見せ、「生田ちゃん」がTwitterのトレンドに入った。


 生田絵梨花写真集のTwitterアカウントでは、アメリカ・ニューヨークで撮影された天真爛漫な笑顔を見せる彼女のオフショットが多く公開されている。21歳としてグループのお姉さんであり、愛らしい表情と大人のスタイルを持つ、才色兼備の生田。歌や演技で輝き、純真で無垢な笑顔を浮かべるーーその両極を行き来できる唯一無二の存在感に、生田が求められる理由はあるのだろう。(渡辺彰浩)


※記事初出時、一部表記に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。


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