ピート・デヴィッドソンとの婚約解消直後にリリースされたアリアナ・グランデの新曲『thank u, next』。同曲でアリアナは元恋人たちの名を実名で次々と挙げながら、これまでの自身の恋愛遍歴を振り返っている。傷心のはずのアリアナが軽快なメロディーに乗せて歌う同曲は、恋愛を通じて自分を成長させてくれた複数の元彼への感謝や、これからも前を向いてしっかり歩んでいくという強い意志表明の歌でもあり、聴く人の共感を集めている。
昨年5月に起こった英マンチェスターでの自爆テロ事件や今年9月の薬物過剰摂取による元恋人の急死、10月半ばの婚約解消と立て続けに辛い出来事が起こったアリアナだが、先日は『Billboard』誌の「2018 ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に、また全米シングルチャート「Billboard Hot 100」では初登場1位に輝くなど、キャリア面では素晴らしい快挙を成し遂げている。
そんなアリアナ・グランデの新曲『thank u, next』のミュージックビデオが、現地時間11月30日正午についに解禁された。アリアナはこれまで度々自身のSNS上でビデオのワンシーンをチラ見せしており、『Mean Girls(邦題:ミーン・ガールズ、2004年公開)』、『13 Going on 30(邦題:13 ラブ 30、2004年公開)』『Bring it On(邦題:チアーズ!、2000年公開)』『Legally Blonde(邦題:キューティ・ブロンド、2001年公開)』という過去のヒット映画4本からインスピレーションを受けたビデオになっていることが伝えられていた。
満を持して迎えた現地時間正午、いよいよ『thank u, next』のミュージックビデオが解禁されると、ネット上では同MVで話題は持ちきりになった。冒頭の『Mean Girls』をモチーフにしたシーンでは、顔が塗りつぶされた元婚約者ピート・デヴィッドソンの写真が登場し「ピートを捨ててごめんなさい」「いつも愛してる」という場面があったことや、ビデオに出演していたのがキム・カーダシアンやカイリー・ジェンナーではなく、彼女たちの母クリス・ジェンナーだったこと、そしてビデオの最後のシーンでクリスが「thank u, next bitch!」と歌のタイトルを含んだ決め台詞を言う場面などに特に注目が集まった。