FIA GTワールドカップは2019年もマカオで開催。台数増へ向けシルバーカップも設定へ

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2018年12月11日 22:21  AUTOSPORT web

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第65回マカオグランプリ FIA GTワールドカップの決勝レースの様子
GT3レースを世界各国で数多く開催しているSROモータースポーツ・グループは12月11日、FIA GTワールドカップが2019年もマカオを開催地として行われると発表した。また、今季から開催されている国別対抗戦のFIA GTネイションズカップは、来季イタリアのバレルンガで行われることになった。

 それまで『マカオGTカップ』としてマカオグランプリの中で行われていたGT3レースは、2015年からFIA国際自動車連盟によってFIA GTワールドカップとして発展。2015年はマーロ・エンゲルのメルセデスAMG GT3が、16年はローレンス・バンスールのアウディR8 LMSが、17年はエドアルド・モルタラのメルセデスが優勝を飾った。

 18年はアウグスト・ファーフス駆るBMW M6 GT3が優勝し、ドイツメーカーが連覇を続けているFIA GTワールドカップだが、来季もマカオグランプリのなかでレースが開催されることになった。これは12月5日に行われたFIAワールド・モータースポーツ・カウンシルで議決されたものだが、コースのホモロゲーションとプロモーター契約が条件とされている。

 ただ、今季については参加台数が15台と、GT3レースとしてはやや寂しいものとなったのは事実だ。そこでSROでは2019年に向けて、ドライバーカテゴライズでシルバーのドライバーのためのクラスを設立することになった。これまでFIA GTワールドカップはカテゴライズがなく、プロに勝てないエントラントやドライバーの興味を削いでいたことが理由としてあるのは間違いないだろう。

 またSROモータースポーツ・グループは、今季から始まったFIA GTネイションズカップを来季も開催すると発表した。ドライバーの国籍によって国別対抗戦として争われるレースは、今季バーレーンで初めて開催されたが、来季は開催地をバレルンガに移すという。

 FIA GTネイションズカップは開催時期も移され、11月1〜3日に行われることになった。

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