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大阪の小・中学でケータイ持ち込みOKへ 「大問題」と尾木ママ叱る

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2018年12月13日 08:11  AERA dot.

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写真学校への携帯持ち込み容認で、子どもがスマホを見せ合う日も来る? (c)朝日新聞社
学校への携帯持ち込み容認で、子どもがスマホを見せ合う日も来る? (c)朝日新聞社
 大阪府の公立小中学校で来年度から、携帯電話やスマートフォンの持ち込みが認められる。登下校中の緊急時の連絡手段として使えるようにするためだ。原則禁止の従来方針を転換する。

 容認のきっかけは、登校時間帯に起きた6月の大阪北部地震。子どもたちの所在や安否の確認に時間がかかり、学校も保護者も混乱した。「より安心・安全な状況を」と容認を求める声が保護者からあがっていた。

 小1の男子を持つ大阪府岸和田市の40代の契約社員女性は、学校の最寄り駅から4駅離れた学童保育所に子どもが通う。「降車駅を通過してしまうトラブルもあったので、持たせたいと思っていた」と話す。

 学校現場では賛否両論だ。校内では使用禁止とするため、担任や部活動の顧問らが預かることが一案。教員は今も忙しいのに、個人情報の詰まった機器の管理という仕事が新たに増える。

「学校は混乱するかもしれない。スマホを預かるのは負担を感じるし、同じメーカーの機種や端末が多いと返す時に間違えることも心配」。大阪府堺市在住の公立中学校教員の30代男性はそう漏らす。会社員の30代の妻は、小1の娘の親として「友達に見せたいからと、(古い機種を)早くスマホに替えたいと言われるのが心配。小学校は(機能限定の)キッズケータイやガラケーに限ったほうがよいのでは」と提案する。

「大問題です」

 大阪府教育庁の判断をそう“叱る”のは、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん。「(盗難などの)トラブルが発生すれば、教員はその処理に振り回される。『保護者の思い』も痛いほどわかりますが、家庭の経済的負担にもつながる。登下校中の安否確認が目的なら、見守りのためにシルバー人材を雇うなど方法はほかにもたくさんあるはずです」と指摘する。

 校内では使用禁止だが、登下校中にスマホをいじったり、アダルト画像に接したりしかねない。尾木ママはこう心配する。「登下校中、不用意にいじってトラブルや犯罪に巻き込まれたり、スマホを持つ子と持たない子との格差が浮き彫りになったりして、いじめの原因につながる危険性もあります」

 ガラケーやキッズケータイの子が「友達はスマホを持っている」と機種変更を親にせがむかもしれない。大人でも中毒になるスマホの魔力。登下校に持参するとなれば、家での使用時間も増えるだろう。「子ども部屋に持ち込んでずっといじるようになれば、依存症の危険性もあります。年齢が低い子ほど、脳への害も甚大です」(尾木ママ)

 府教育庁によると、登下校中や校内での取り扱いなど、持ち込み時の指針を現在作成中。実際に認めるかどうかや運用の詳細は、市町村の教育委員会や学校に委ねるという。

 緊急時の「一利」がある一方で、日常の「百害」の悩みも尽きない。文明の利器と子どもの安全を巡る議論の行方に注目したい。(本誌・緒方麦)

※週刊朝日  2018年12月21日号

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このニュースに関するつぶやき

  • 先生が大変、学校で壊れた・盗難のさいは、教師学校は一切責任を持たないと言う書類に署名させないと大変だぜ。 子供にスマホはいらないけどな。
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  • あくまで非常用ということなら、ネットに接続できないガラケーやキッズケータイのみ可、でいいのでは?
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