染谷将太の監督作を上映する『監督 染谷将太』 菊地凛子脚本作など短編3本

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2018年12月14日 13:41  CINRA.NET

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『ブランク』 ©Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]
上映イベント『監督 染谷将太』が2月16日から東京・渋谷のユーロスペースで開催される。

同イベントでは、染谷将太がメガホンを取り、16ミリフィルムで撮影された短編映画『ブランク』『シミラー バット ディファレント』『清澄』の3作を7日間限定上映するほか、ゲストが登壇するトーク企画を実施予定だ。

2017年制作の最新作『ブランク』は、より自由な映画制作のあり方を模索する、山口情報芸術センター[YCAM]のプロジェクト「YCAM Film Factory」の一環として作られた作品で、山口を舞台に、ある施設の警備員の奇妙な1日を描いたもの。菊地凛子が脚本を手掛け、染谷と山本剛史が出演している。

自主制作映画『シミラー バット ディファレント』は、染谷をはじめ、平野鈴、BIM、岡本英之が出演。染谷は監督に加え、瀬田なつきと共に脚本を担当した。同じく自主制作した『清澄』は中年男性と若者の物語で、染谷が監督、脚本、出演の3役を務めた。共演者は川瀬陽太。3作の音楽は渡邊琢磨が手掛けた。

染谷は『ブランク』について「この空白だらけの映画に、感情を芽生えさせるのはこの映画をみて頂く皆様です。どんな形にもなるよう心を込めて空白だらけにしました。ぜひこの作品に心を灯してください」とコメント。また『シミラー バット ディファレント』『清澄』に関して「私の貯金を切り崩し作った作品になります。誰にも求められていないのに勝手に作り勝手に見せつける、究極な贅沢なモノ作りをさせていただきました」と述懐している。

■染谷将太のコメント
ワタクシの最新短編作となりました『ブランク』。この空白だらけの映画に、感情を芽生えさせるのはこの映画をみて頂く皆様です。
どんな形にもなるよう心を込めて空白だらけにしました。ぜひこの作品に心を灯してください。
そして今回過去2作の作品も同時上映されます。これら2作は完全自主制作、つまり私の貯金を切り崩し作った作品になります。
誰にも求められていないのに勝手に作り勝手に見せつける、究極な贅沢なモノ作りをさせていただきました。
自分の存在、他との関係、時間と自分の関係、普段無意識に意識しているであろう感情や温度感をフィルムに閉じ込めました。
このワタシの1連のワガママにお付き合いください。―染谷将太
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