ミュージカルで活躍する山崎育三郎と新妻聖子が12月19日放送のバラエティ番組『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に出演、音楽大学のミュージカルコースでロケを行った。MCの東野幸治、レギュラーの岡田結実とともに2人が洗足学園音楽大学のキャンパスに現れると、「めちゃカッコいい!」「キャー!」と女子大生の黄色い声があがる。
“1周回った人気者が初心に帰る”の企画で同校を訪れた
山崎育三郎と新妻聖子は、まず篠原真教授による授業を体験、即興の練習で「適当にピアノを弾くので適当に自己紹介」するよう言われ、およそ20名のミュージカル俳優を目指す学生を前に歌で自己紹介した。
新妻が「私、新妻聖子といいます ご存じない いいんです、せめて覚えて帰ってください…」と語りかけるように歌うと拍手が起きた。教授が「今までたくさんの生徒とやってきたけど、これだけ上手な人は初めて」と絶賛したほどだ。
それに奮起した山崎は「四人兄弟の三番目だから育三郎 一番大人しくて人前が嫌いだった でも、今ではミュージカル界のプリンス! 大人しかった僕はプリンスだ!」とリズミカルに歌ってウケると、「よし!」と手応えを感じていた。
篠原教授のクラスを終えると、演技の授業はリハーサル施設・シルバーマウンテンへ移動する。本番と同じような練習ができる舞台で、山崎と新妻が早速『美女と野獣』を披露する。
山崎は東京音大に通い「帝国劇場に立ちたいと思いながらレッスンしていた」経験を持つが、新妻は高校の頃から歌手を目指し、その流れでミュージカルの世界に入ったので音大では学んでいない。
そんな彼女は歌は得意だが、演技は苦手でデビュー時に苦労した。先輩たちの演技を見て学び、デビュー当時は「死ぬ役が多くて、死に方をスゴイ研究した」という。
「育三郎くんの腕の中でも2つの役で2回死んでるんですけど」という間柄の2人が、『レ・ミゼラブル』のワンシーンを演じてみせた。新妻演じるエポニーヌが敵に撃たれ、山崎演じるマリウスの腕の中で死んでいく場面である。
学生たちが真剣な眼差しを向けるすぐ前で、マリウスの腕に抱かれながら息絶えるエポニーヌを熱演すると大きな拍手が沸いた。
そこで女優でもある岡田結実がエポニーヌ役に挑戦すると「素晴らしい」と評されるが、彼女は終わった途端「キャー! 恥ずかしいー」と裏に走り去ってしまう。
戻ってきたところで、東野幸治に「育三郎くんと体験したら次が大変やで」と言われ「この人に抱かれたら死んでもいいです」と答えて笑われていた。
次に東野が「生徒から誰か?」と呼びかけて推薦されたのが、山崎の大ファンという神谷さん(3年)だ。山崎は彼女の服を見てすぐに「1936(いくさぶろう)Tシャツだ!」と気づく。
神谷さんは「泣いちゃう」とすでにテンパっていたが、東野に「ちょっとだけ行ってきたら?」と手を差し伸べられて前へ出た。
緊張の中、演技が終わると「うわ〜ん」と泣き顔を見せ、「どうでしたか?」と聞かれた彼女は真顔で「もう死んでもいいです」と岡田と同じように答えていた。
また、ラストに山崎と新妻が『ミス・サイゴン』より『世界が終わる夜のように』を披露すると、感想を求められた神谷さんは「もう、世界で一番幸せなのは私です」と返して大ウケ、「そうだと思います」と東野を納得させた。
それにしても、山崎育三郎と新妻聖子は音大の教授や多くの学生が見るすぐ前で即興をしたり、ミュージカルの一節を本番さながらに演じるのだからプロとはいえさすがである。学生たちにも良い刺激になったことだろう。
画像は『山崎育三郎 2018年12月19日付Instagram「今夜放送! 19:00〜日本テレビ系「#1周回って知らない話」聖子ちゃんと音大に行きましたー!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)