コメディ漫画『聖☆おにいさん』の作者・中村光さんが12月25日、SNSで「メリークリスマス!&ハッピーバースデー!」とつぶやいた。さらに「今日の描きおろしはもちろんこの方。イエス♪」とイラストを投稿してフォロワーの注目を集めている。
【この記事の他の写真を見る】『聖☆おにいさん』はブッダとイエスが東京都立川市のアパート(松田ハイツ)で「聖(せい)」という名字を名乗って暮らす日常を描いたものだ。
2006年から漫画雑誌『モーニング・ツー』に連載中で、2009年には宝島社「このマンガがすごい! 2009」のオトコ編1位に選ばれ、「2009年 手塚治虫文化賞短編賞」を受賞している。
本作ならではのシュールなエピソードが魅力となっており、今回作者が投稿した「イエス」のイラストには「これは、主役ですわ…」「これこそ本来のクリスマスだと思います」と反響があるなか「シュワキマセリー!! おめでとうございます」という祝福も届いた。
漫画の中で、クリスマスにイエスが「シュワッキマッセリーー」と歌う場面がある。讃美歌『もろびとこぞりて』の「主は来ませり」が自分のことを歌っていると気づいていない節があるイエスを、ブッタが複雑な気持ちで見るというオチだ。
また、「よしやくんおめでとう」という祝福も多数寄せられている。これはブッダがバースデーケーキを注文する際に、「イエス」の名前をヘブライ語で「ヨシュア」と言ったため勘違いされて「よしやくん」と名前が入っていたというエピソードによるものだろう。
ちなみに「今日は誕生日じゃなくて降誕祭ね」と念を押すコメントも見受けられた。資料にも「クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う祭で、降誕祭ともいう。あくまで誕生を祝う日であって、イエス・キリストの誕生日ではない」とある。
いずれにしろ、今の日本でクリスマスに「イエス」を思いながら過ごす人がどれほどいるのか興味深いところだ。
画像は『中村光 2018年12月25日付Twitter「メリークリスマス!&ハッピーバースデー!」、2018年12月17日付Twitter「中村光オフィシャルツイッター開始します!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)