ゴールドウインが1月15日の今日、連結子会社であるアートウインが染色加工事業から撤退し解散すると発表した。
アートウインは1961年に、ゴールドウインの前身である津沢メリヤスが生産するセーターやソックス用の糸染め工場「津沢染工」としてスタート。1993年には協同組合富山県ニット工業センター 染色センターとして稼働を開始し、2010年にゴールドウインの関連会社としてアートウインに改称した。
事業撤退に至るまでの背景には、近年の国内市場の縮小や取引先の海外生産化の加速などが影響。縮小傾向にあった事業を立て直すために生産品目構成の見直しや生産効率の改善などを行ってきたが業績の悪化が続き、2018年3月期の業績は売上高5億7,900万円(前年同期は5億8,600万円)、営業損失600万円、経常損失1,100万円、当期純損失9,800万円と黒字回復が見込めず、今後の成長を図ることは困難と判断したという。アートウインは取引先との契約関係を終了させ次第、解散するという。
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