宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、小栗旬主演映画『人間失格』で太宰治を愛した3人の女に

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2019年01月22日 07:22  リアルサウンド

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 9月13日公開の小栗旬主演映画『人間失格』に、太宰を愛した3人の女たちとして、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみの出演が決定した。


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 突飛な言動と奔放な私生活で、文壇から煙たがられながらも、ベストセラー作品を連発した天才作家・太宰治。正妻と2人の愛人という3人の女性と並行して関係を持ち、自堕落な生活を送った果てに、愛人と川に身を投げてしまったスキャンダルは、当時センセーショナルな事件として世間の注目を浴びた。彼をめぐる“3人の女との恋と愛”の物語と裏に隠された“本当の人生”を、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化する。写真家であり、『さくらん』 『ヘルタースケルター』を手がけた蜷川実花がメガホンを取り、主人公・太宰治役で小栗が主演を務める。


 宮沢が演じるのは、太宰の正妻・津島美知子。2人の子供を育て、3人目を身ごもりながら、奔放な夫を支えて家庭を守り、作家の妻の鑑と称される、芯が強く凛とした包容力あふれる女性像を魅せる。『ヘルタースケルター』に続き蜷川監督とタッグを組む沢尻は、太宰の愛人で弟子でもある作家・太田静子役に。太宰から才能を認められ、彼の創作のために自分の日記を提供し、妻があることを知りながら彼の子供がほしいと願う、一途で天真爛漫な資産家の娘を演じる。


 また二階堂が演じるのは、太宰の愛人で最後の女・山崎富栄。戦地から戻らない夫を待ちながら美容師として真面目に働いていたが、太宰と恋に堕ち、共に死にたいと思いつめていく若き未亡人という役どころだ。


■宮沢りえ(津島美知子役)コメント
いつか、いつかと話していたミカさんとの作品作りが実現してとても嬉しいです。映画の中の世界とはいえ太宰治の妻として生きる時間はとてもエネルギーを必要とする時間でしたが、役を生きる事に誠実な小栗さんと子供の役である素晴らしい3人の存在、才能あるスタッフが、太宰治の妻として母としての息吹を与えてくれたような気がします。


■沢尻エリカ(太田静子役)コメント
蜷川監督作品に帰って参りました。今回は恋に生きる女性を全力で演じてみました。実花さんが作り出す世界観と小栗さん演じる太宰治の魅力で、ウキウキが止まらない撮影で夢みたいな体験をする事が出来ました。沢山の素敵なキャストと最高のスタッフが集結しているので、どんな仕上がりになるのか期待しかありません。皆さんもきっと『人間失格』の太宰治に魅了されるでしょう。それでは、劇場でお会いしましょう。


■二階堂ふみ(山崎富栄役)コメント
とうとうこの作品に出会ってしまいました。美しく儚い、そんな夢を見ていたような現場でした。小栗さん演じる修治さんは、私が何処かで求めていた“太宰治”のような気がします。きっと観る人其々の中にある“太宰治”に会える作品だと思います。実花さん、しあわせでした。


■監督:蜷川実花コメント
人間失格は太宰治の物語でもあり、同時に三人の女性達の話でもあります。私が尊敬して止まない大好きなミューズ達。ずっと仕事したかったりえちゃん。想像をはるかに越える美知子の演技に圧倒されました。本当凄かった、震えました。大切な戦友エリカ。私が知ってる可愛いエリカがそのまま静子に乗り移りました。やっぱり大好き、お帰りなさい! 演じるために生まれてきたようなふみちゃん。全てのシーンが息を飲む仕上がりになったのは富栄として生きてくれたからだと思います。いつもみんなに助けてもらいました。こんな奇跡のような日々を過ごせて幸せでした。ありがとう。


■プロデューサー:池田史嗣(松竹)コメント
この実在した三人の女性は、太宰という破天荒な天才作家に振り回された不幸な女性、と見られることが多い存在。ですが、蜷川実花監督のフィルターを通して見る女性像は、そんなにヤワなものではありません。少なくとも彼女たちの存在が、作家としての太宰に大きな影響を及ぼしていたことは間違いありません。どんな女優さんに来ていただくのか、本当に大きなテーマでした。


『紙の月』の宮沢りえさん。
『ヘルタースケルター』の沢尻エリカさん。
『私の男』の二階堂ふみさん。


それぞれの世代のチャンピオンのような女優三人が揃ったのは、奇跡に近いことだと思います。そして三人とも、作品のために全てを捧げてくださいました。いつの時代でも、自分の人生を自分で決める女性は強く、美しい。映画『人間失格』は、三人のヒロインの勝利の物語でもあります。最強の三女優、夢の競演。きっと、もう二度と再現できないキャスティング。どうぞお見逃しなく。


※修治は太宰治の本名。


(リアルサウンド編集部)


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