北川景子と高畑充希が同率2位、真木よう子はワースト1位! 1月期ドラマ初回ランク

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2019年01月23日 21:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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2019年1月期の連続ドラマ(民放の午後8〜10時台)がそれぞれスタート。初回視聴率ランキングの首位は沢村一樹主演の『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)で、14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得した。

 テレビ朝日では、シリーズやSPドラマも放送された人気作『DOCTORS〜最強の名医〜』で、主人公の天才外科医役を好演した沢村。今回は20年間の記憶を失った“ゼロ状態”の刑事(京都府警捜査一課・時矢暦彦)役で、記憶を失う前の“デキる男”と、現在の“ビビリ男”を演じ分けるという。14.7%という数字は、1999年に始まった木曜ミステリー枠の新シリーズとしては、“初回の歴代最高視聴率”をマーク。しかし、第2話は10.5%と大幅ダウン、早くも暗雲が立ち込めている。沢村といえば、17年の主演作『ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜』(テレビ東京系)が平均4.0%(全7話)と大コケし、昨年夏の主演『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(フジテレビ系)は平均10.6%と、ギリギリ2ケタのラインだった。『刑事ゼロ』は、『DOCTORS』のようなテレ朝のヒットシリーズに仲間入りできるのか、最終回まで注目が集まる。

 北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)と、高畑充希主演『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)は12.7%で2位に登場。『家売るオンナの逆襲』は16年7月期に放送され、「私に売れない家はない」が合言葉の天才的不動産屋・三軒家万智がさまざまな手法で“家を売りまくる”痛快ストーリー。北川が無表情かつ機械的な話しぶりの独特なキャラクターを好演し、話題となった。前作に続いて工藤阿須加、仲村トオル、千葉雄大、イモトアヤコらがキャストに名を連ね、初参加の松田翔太が三軒家のライバルとなる留守堂謙治を演じている。2話で12.9%に上昇し、初回12.4%、2話10.1%だった第1シリーズを上回る勢いをみせている。視聴者からは、「続編でつまらなくなるドラマが多いけど、これは前作に匹敵するぐらい面白い」との声もあり、2ケタ台のキープは手堅い様子。

 同じく2位の『メゾン・ド・ポリス』は、新人刑事の牧野ひより(高畑)が、退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」の“おじさま”たちに振り回されながら、一緒に事件を解決していく1話完結の刑事ドラマ。加藤実秋氏の小説『メゾン・ド・ポリス』シリーズ(角川文庫)が原作で、共演は西島秀俊、近藤正臣、角野卓造、小日向文世、野口五郎など。ネット上では「登場人物のキャラが立ってるし、話も面白い」「おじさまたちが良い味出してる」と高評価のようだ。2話は12.4%に下がったものの、ひとまず12%台は維持した。

 続いては、下位3作品をご紹介。北大路欣也が主演を務め、テレビ東京のドラマ初出演となる風間俊介、上白石萌音が脇を固める『記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜』と、坂口健太郎主演の『イノセンス〜冤罪弁護士〜』(日本テレビ系)は、いずれも初回8.3%で幕を開けた。テレビ東京系の人気シリーズ『三匹のおっさん』と同枠で始まった『記憶捜査』は、前期の寺島進主演『駐在刑事』の初回10.1%を下回る結果に。

『イノセンス〜冤罪弁護士〜』は、タイトル通り“冤罪”の犠牲となった人々を救う弁護士たちの物語。川口春奈、藤木直人、杉本哲太、趣里らが出演している。この土曜ドラマ枠は、午後9時台で長らく放送されていたが、17年4月に午後10時台に移動。以降、同枠ドラマには、ジャニーズ事務所所属のタレントが出演してきたが、『イノセンス』はジャニーズがレギュラー登場しない初めての作品。その意味でも、今作の成績はジャニーズ起用の是非を問う一つの指針になるだろう。

 今期、大爆死の4.6%だったのは真木よう子にとって事務所(レプロエンタテインメント)移籍後、初の地上波での連ドラ主演作となる『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』(テレビ東京系)。真木演じる主人公(原島浩美)が、業績不振にあえぐ「よつば銀行」台東支店を立て直す痛快ストーリーで、関ジャニ∞・丸山隆平、塚本高史、寺脇康文、柳葉敏郎、元乃木坂46・西野七瀬らが出演。オープニングテーマは関ジャニ∞と同じくジャニーズ事務所のNEWSの楽曲「トップガン」が起用され、NEWS・加藤シゲアキが第3話にゲスト出演する。

 放送時間帯は、昨年4月に始まったテレ東のビジネスドラマ枠「ドラマBiz」(10時台)。同枠はスタート後から低迷が続き、前期の唐沢寿明主演『ハラスメントゲーム』は初回5.2%で最下位に。全9話の平均も4.9%で終わり、「ドラマBiz」は初回・平均視聴率ランキングともに“安定のビリ”が定番になりつつある。トップの『刑事ゼロ』とはおよそ10%もの差がついてしまった『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!』だが、2話以降は2ケタに上昇し、巻き返しを図れるだろうか。

【2019年冬ドラマ(午後8〜10時台、民放5局)初回視聴率一覧】

1位『刑事ゼロ』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 14.7%
2位『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系・水曜午後10時) 12.7%
2位『メゾン・ド・ポリス』(TBS系・金曜午後10時) 12.7%
4位『トレース〜科捜研の男〜』(フジテレビ系・月曜午後9時) 12.3%
5位『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 12.1%
6位『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 10.2%
7位『グッドワイフ』(TBS系・日曜午後9時) 10.0%
8位『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系・木曜午後10時) 9.3%
9位『後妻業』(フジテレビ系・火曜午後9時) 8.7%
10位『初めて恋をした日に読む話』(TBS系・火曜午後10時) 8.6%
11位『記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜』(テレビ東京系・金曜午後8時) 8.3%
11位『イノセンス〜冤罪弁護士〜』(日本テレビ系・土曜午後10時) 8.3%
13位『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』(テレビ東京系・月曜午後10時) 4.6%

※昨秋から2クール連続で放送中の『相棒』(テレ朝系)は対象外とする。

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