「生と性と愛」の映画『歯まん』新ビジュアル&今泉力哉らのコメント到着

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2019年01月25日 18:11  CINRA.NET

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『歯まん』 ©2015「歯まん」
映画『歯まん』の新ビジュアルと著名人からのコメントが公開された。

岡部哲也監督の初長編作となる同作は、「生と性と愛」をテーマに据えたダークファンタジー。肉体が変化し、初めてのセックスの最中に自身の局部で恋人の性器を食いちぎって殺害してしまった女子高生の遥香が、不安と孤独に蝕まれる日々の中で、ある男性に惹かれていく、というあらすじだ。公開は3月2日。

今回コメントを寄せたのは、4月に『愛がなんだ』の公開を控える今泉力哉、いまおかしんじ、山口雄大ら。今泉は「不謹慎と誠実が共存していて、さらには謎の笑いも生じるこの映画は、監督や俳優が不器用で真っ直ぐだから生まれたものなのかもしれない」、いまおかは「主演の女の子がムチャクチャ頑張ってる。とにかくムチャクチャにレイプされるし、ムチャクチャ血まみれになるし、ムチャクチャ泣き叫んでる。そんなに体張る必要あんの?あるんです。絶対あるんだという監督の覚悟がムチャクチャ映ってる。馬場野々香、最高!」とそれぞれ述べている。

新ビジュアルには「私は初めてのSEXで人を殺した。愛する人を」というキャッチコピーと共に馬場野々香演じる主人公の遥香、小島祐輔演じる遥香に思いを寄せる裕介、水井真希演じる裕介の姉みどり、宇野祥平演じる八百屋の店主の姿が写し出されている。

1月28日には東京・アップリンク渋谷で先行上映と舞台挨拶を実施。馬場野々香、小島祐輔、中村無何有、岡部哲也監督に加えて、石井裕也が登壇する。

■今泉力哉のコメント
誠実なんだけど、岡部監督が天然なのか、異常な映画になっている。不謹慎と誠実が共存していて、さらには謎の笑いも生じるこの映画は、監督や俳優が不器用で真っ直ぐだから生まれたものなのかもしれない。この熱は客を選ぶ。

■いまおかしんじのコメント
主演の女の子がムチャクチャ頑張ってる。とにかくムチャクチャにレイプされるし、ムチャクチャ血まみれになるし、ムチャクチャ泣き叫んでる。そんなに体張る必要あんの?あるんです。絶対あるんだという監督の覚悟がムチャクチャ映ってる。馬場野々香、最高!

■山口雄大のコメント
タイトルの軽さに騙されるな!
同様のネタから思い出されるのはヘネンロッター「バッドバイオロジー」とかクローネンバーグ「ラビッド」なんだけど、そのどっちのテイストにも振らずにやりきった。
でもタイトルは「歯まん」。。。
相当したたかか純粋なんだな、岡部という人は。

■菊池明明(ナイロン100℃)のコメント
歯まん、この刺激的な言葉とアイディアがとても素敵です。スプラッタな展開に大喜びした直後、笑ってごめん、と絶妙な気持ちにさせられました。宇野祥平さん、恐ろしくて、震えます。

■叶井俊太郎のコメント
アソコがアレを切断する、というシンプルストーリーに驚愕し、この手があったのか。と20年前に「キラーコンドーム」を手掛けた時になぜに気付かなかったのかとマジで悔しかった!やられた!

■小野寺生哉(『カナザワ映画祭』)のコメント
主演の前枝野乃加の美しさ、体を張った演技、必見!!
歴史に残るホラークイーンだと本気で思う!!

■ディミトリ・イアンニ(『KINOTAYO現代日本映画祭』)のコメント
エログロ映画の仮面のもと『歯まん』は汚れなき繊細さで絶対の愛を歌い上げる。シュルレアリストが愛でたであろう逸品だ。

■マイク・ホステンク(『シッチェス・カタロニア国際映画祭』)のコメント
歯まんは日本のインディホラーを更なる高みに到達させた。性と死をこのように表現出来るのは岡部哲也監督だけである。
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