エマ・ストーンらが映画『女王陛下のお気に入り』の撮影語る映像公開

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2019年02月25日 13:10  CINRA.NET

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『女王陛下のお気に入り』メイキング ©2018 Twentieth Century Fox
現在公開中の映画『女王陛下のお気に入り』の新たな特別映像が到着した。

『第91回アカデミー賞』作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、衣装デザイン賞など9部門10ノミネートされた同作は、フランスと戦争状態にある18世紀初頭のイングランドを舞台に、病弱で気まぐれな女王アン、女王を動かす彼女の幼なじみレディ・サラ、サラの従妹で再び貴族の地位に返り咲く機会を窺う召使いアビゲイルの人間模様を描いた作品。

同作の撮影方法についてキャストやスタッフが語る特別映像では、アン女王役のオリヴィア・コールマンが「どのショットも切り口が斬新で美しい」、アビゲイル役のエマ・ストーンが「広い画角の中に小さな人間がいて、世界が歪んでいるような異様な雰囲気」、サラ役のレイチェル・ワイズが「独特な完成で撮られた映像は、誰にも真似できない」とコメント。加えて、撮影監督のロビー・ライアンが「監督のこだわりで広角レンズで窮屈さを演出した。絵画のようで逃げ場がない感覚になり、この不条理さが物語の核になる」「非常にやりがいのある撮影だった」、ヨルゴス・ランティモス監督が「超広角レンズの映像が、いびつな世界観を引き立てる。広い空間に数人しかいなければ――どんなに金持ちでも囚人のように見える」と述べる様子などが映し出されている。

■ロビー・ライアンのコメント
まったく歴史劇的ではない。
アンバランスで独特な世界だ。
写真館のような部屋で、天井まで続く大きな窓から、光が優しく降り注ぐ。天然の照明だ。
監督のこだわりで広角レンズで窮屈さを演出した。
絵画のようで逃げ場がない感覚になり、この不条理さが物語の核になる。
広角レンズの異様さが、意識して見ているうちに、ごく普通に見えてくる。
表現の一部になっていて、とても効果的だ。
これほど特徴的な映像の作品も珍しい。
非常にやりがいのある撮影だった。

■ヨルゴス・ランティモス監督のコメント
超広角レンズの映像が、いびつな世界観を引き立てる。
広い空間に数人しかいなければ、どんなに金持ちでも囚人のように見える。

■ジェームズ・スミスのコメント
普通はカメラを固定して、数テイク撮ると監督と撮影監督が顔を見合わせ、“急がないと光が…”と言い出す。
ヨルゴスとロビーは納得がいくまで決してやめない。
逆にいつ終わるのかと、急かされる側だ。
ロビーいわく、“画家の筆は悠長なものだ”

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