TWICEのMVはなぜ何度も見たくなる? 再生回数億越え「LIKEY」「What is Love?」などの魅力

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2019年03月08日 14:51  リアルサウンド

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 TWICEが、本日3月8日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演。『#TWICE2メドレー』と題して、「YES or YES -Japanese ver.-」「LIKEY -Japanese ver.-」「What is Love? -Japanese ver.-」を披露する。「YES or YES」は1.5億回、「LIKEY」は3.6億回、「What is Love?」は2.6億回、と、いずれのMVもYouTube再生回数1億回を突破(本国版)。華やかな彼女たちのMVは、楽曲を聞く目的だけではなくこの映像を目的に見ている人も多いのではないだろうか。本稿では、上記3曲からTWICEのMVの魅力について、改めて探っていきたい。


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 まずは「YES or YES」から。同MVは、タクシードライバーに扮したジョンヨンが「TWICE SQUARE」に連れて行くという設定。「TWICE SQUARE」に入ると、それぞれ異なる衣装を着たメンバーたちが、“YES or YES”と選択肢を迫ってくる。占い師に扮したミナ、ファイヤーダンスをするモモなど一人一人に焦点が当てられており、ファンが楽しめることはもちろん、TWICEビギナーにとっても各メンバーの魅力がわかりすい内容になっている。


 続いて「LIKEY」はダンスに重点をおいたMVに。とはいえ、決して単調に進むことはなく、こちらも工夫が施されている。例えば、メンバー全員で踊るシーン。路地裏、体育館、アイス屋、ロッカー室……舞台が目まぐるしく移り変わり、その度にセンターも変わるという展開に目が離せない。また、イントロに入るとモモのソロダンスが披露される。TWICEのなかでもひと際ダンスが上手いと評されているモモ。彼女のしなやかで躍動感あるダンスは、楽曲のクライマックスへの導入として大きな貢献を果たしている。


 最後は、TWICEメンバーも気に入っていると明言していた「What is Love?」を紹介したい。同MVは、映画のパロディを用いた構成が特徴。『ラ・ラ・ランド』『ゴースト/ニューヨークの幻』『パルプ・フィクション』『レオン』『Love Letter』『ラ・ブーム』など……往年の名シーンをTWICEが演じており、ポップカルチャーと融合させたMVに仕上がっている。


 TWICEのMVに共通する魅力として、シーンが次々と切り替わっていくテンポの良さが挙げられるだろう。他のK-POPグループと比べてみても、このテンポの良さは特別であるように思う。ちょっと目を離せばシーンが変わってしまうので一瞬たりとも見逃せないし、また観たくなる。こういったところにYouTubeの再生回数が多い理由があるのではないだろうか。また、1つのMVに、メンバーそれぞれのアピールポイントがしっかり押さえられていて、視聴者は“推しのメンバー”が自然と決まっていくことだろう。ファンだけのものでなく新規のファンを作るきっかけとしてもMVが機能しているように思う。今夜の『ミュージックステーション』を見て楽曲が気になったという人は、ぜひMVも観てみてほしい。(北村奈都樹)


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