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『グッドワイフ』常盤貴子の“日常”にも注目を 異色の弁護士ドラマとなったワケ

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2019年03月10日 12:01  リアルサウンド

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「まずはカーテンを開けませんか?」


参考:塚原あゆ子が語る、有村架純ら役者に対する“監督”としての努め


 『グッドワイフ』(TBS系)の第1話。依頼人の男性の家を訪れた際に、杏子(常盤貴子)が口にした言葉である。妻には先立たれ、娘は当時失踪していたこともあり、その部屋はどこか暗さが漂っていたのだった。さらに杏子はこう続ける。


「ゴミを捨てて、掃除機をかけて、洗濯をして、美味しいものを食べて、テレビもネットも観ないで、“日常を大切にして過ごす”んです」


 “日常を大切にして過ごすこと”。それは杏子が大切にし続けるモットーであるようで、『グッドワイフ』では日々の生活が頻繁に描かれる。これは現在放送されている『イノセンス 冤罪弁護人』(日本テレビ系)や『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)といった他局の弁護士作品と比べたときの本作の特徴でもある。杏子は夫の壮一郎(唐沢寿明)のスキャンダルがきっかけで、16年ぶりに弁護士として働き始めるわけだが、家事も変わらずこなしていくのだ。


 また、杏子の子である、隼人(小林喜日)と綾香(安藤美優)の2人が懸命に汗を流す姿も映し出されている。杏子が弁護士として再び働くことが決まったときには、帰ってきた杏子をサプライズで祝福してあげたり、母親が仕事で忙しい時にはキッチンに立ったりした。またある時には、隼人が杏子の職場におにぎりを持ってきてくれることもあった。杏子と同じか、あるいはそれ以上に今回の家族の問題に複雑な気持ちを抱いているであろう2人。それでもそんな気持ちを自分の中で上手く処理しながら、可能な限り前を向く姿は観る者の心に訴えかけるものがある。


 メディアの注目を浴びたり、杏子と壮一郎の間には離婚の話も出てきたり、親にとっても、子にとっても何かとストレスフルである。それでも日常を大切にし続ける蓮見家は、きっとそうすることでこそ家族の明るさを少しでも維持し続けられるのだろう。洗濯をしたり、美味しいものを食べたり。そうした一つ一つが、ひょっとすると自分たちを救ってくれるのかもしれない。それこそまさに、「カーテンを開ける」だけでも十分に日常を荒廃から守ることができるのだ。


 蓮見杏子は『イノセンス』の黒川(坂口健太郎)のように科学に造詣が深いわけでもなければ、『QUEEN』の氷見(竹内結子)のように奇抜なアイデアでアッと言わせるようなタイプでもない。司法修習生時代の成績は優秀だった杏子でも、久しぶりの現場復帰ということもあって同僚たちに支えられる場面も多い。とはいえ、彼女は仕事であれ、家庭であれ一つ一つに丁寧に向き合っていく。今後の本作では夫の事件に関する“裏切り者”に関する謎をはじめ気になることが目白押しであるが、家での杏子や2人の子どもたちが“日常”を守ろうとする姿も注目してみてほしい。親にできるだけ苦労させまいとする子どもの姿は時に切なく思うものであるが、家庭で起こるストーリーもまた『グッドワイフ』の注目のポイントの一つである。(國重駿平)


このニュースに関するつぶやき

  • これ数年前のCBSドラマ日本バージョン?そうならあの雰囲気は日本ではできないわ。賢い女が沢山いる、弁護士事務所のパートナーにいるなんて日本文化は受け入れないでしょ。
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