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三浦大知はポジティブなメッセージを伝え続ける 『ONE END』追加公演に感じた姿勢

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2019年03月14日 12:31  リアルサウンド

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リアルサウンド

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 三浦大知による全国ライブツアー『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2018 ONE END』の追加公演が、マリンメッセ福岡を皮切りに全5公演開催された。本記事では2月15日の日本武道館公演一日目をレポート。2018年は完全独演による『球体』公演、及びアルバム『球体』のリリースで話題を呼び、その後も「Be Myself」や「Blizzard」をたてつづけにヒットさせている三浦のパフォーマンスを体感してきた。


(関連:『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2018 ONE END』ライブ写真


 開演直前、武道館はリハーサル後のためかスモークでぼんやりとかすみがかっていた。家族連れも散見される比較的幅広い客層が印象的だ。中央の360度ステージには半透明の巨大なスクリーンが数枚吊り下げられているほか、生バンドがステージのエッジに向かってぐるりと配置されていた。


 独演からアルバムリリースを含む一連の『球体』をめぐるプロジェクトは、それまで彼が見せてきたエンターテイナーとしての側面をあえて抑え、ストイックなパフォーマーとしての能力を発揮することに全力を振り切っていた印象だった。それだけに気になっていたのが次の一手。蓋を開けてみると、続く「Be Myself」では、『球体』で披露した表現力を見事にエンターテインメントへと昇華していた。きらびやかなサウンドにのせ、複雑なシンコペーションを歌いこなす姿は、堂々たるポップスターとしての風格を感じさせるものだった。


 『球体』というターニングポイント(と言っていいだろう)を経て迎えた今回のツアーでは、果たしてどのようなパフォーマンスを見せるのか。会場内のざわめきと共に期待が高まるなかで鳴り響いたのは、まさに「By Myself」だった。


 フォーメーションを組むダンサーたちをかき分けて登場した三浦。半透明のスクリーンはその姿を大写しにし、スペクタクルを演出する。ステージは中央部分が3つのパーツにわかれ、上下に可動する仕組み。そのほか、お立ち台のようにせり上がるボックスもいくつか用意されている。丁寧に振り付けされているであろうダンサーたちは、曲の展開にあわせて上下するステージを巧みに移動しつつ、無駄のない濃いパフォーマンスを見せる。スクリーンを用いた映像による演出は「Be Myself」で用いられた程度で、あとは照明とサウンド、そしてパフォーマーの身体が主役となる。もちろんその中心には、休むことなく駆け回り、歌い続ける三浦がいた。


 ボーカルであれダンスであれ、三浦のパフォーマンスでとりわけ印象的なのはある種の瞬発力だ。ダンサーたちはもちろん高いスキルを持っていて、グルーヴにフィットした俊敏な振り付けを見事にこなしていく。伴奏なしでダンスをシンクロさせるパフォーマンスももはやおなじみとなっている。しかし、三浦はどちらかというと歌唱でもダンスでも、リラックスしながら自由にビートにノッている印象が強い。にもかかわらず、ここぞというキメどころには必ずアクションで応える。わかりやすくいえば、感情の高ぶりを具現化するようなハイトーンのフェイクや、ハイキックなどがそうだ。常に全神経を研ぎ澄ませて身体をコントロールするというよりも、グルーヴを見事に身体化することで、リラックスした状態からいつでも跳躍できる、そうした能力がずば抜けているように思える。


 セットリストは、シリアスなダンスチューンからバラード、華やかなボーカルの映えるミッドテンポまでをスムースに聴かせる充実したもの。「硝子壜」「飛行船」「世界」など『球体』からの楽曲やシングル『Be Myself』収録のカップリング曲、「Blizzard」といった最新曲をふんだんに盛り込みつつ、キャリア中から満遍なくピックアップしていた。


 一貫して、エンターテイナーとして質の高いパフォーマンスを届けることはもちろん、ポジティブなメッセージを伝えることに専念する三浦の姿勢が如実にあらわれたライブだった。「Blizzard」を主題歌として提供した映画『ドラゴンボール超 ブロリー』が海外でも好調な成績を残していることから、国外からの注目も高まるであろう今後、彼のパフォーマンスがさまざまな人々へ届けられることに期待したい。(imdkm)


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