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スマホで家電の電気代を見える化して分かったこと

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2019年03月23日 07:12  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

写真冷蔵庫の電力使用推移
冷蔵庫の電力使用推移

 ラトックシステムのBluetoothワットチェッカー「REX-BTWATTCH1」(標準価格税別8400円)を使えば、Bluetoothでスマートフォンに接続するだけで、消費電力量や電気代などの“見える化”が手軽に行えることを前回の記事で紹介した。今回は、代表的な家電製品ごとに、実際に測定した1日グラフのデータを紹介していく。



【その他の画像】



●主な家電製品の消費電力量や電気料金をチェック



 本製品でさまざまな家電製品の消費電力量を測定すれば、電気代を節約するために注力すべきポイントが見えてくることが、以下の内容からご理解いただけるはずだ。



 分かりやすくするため、以下では「消費電力量」「電気料金」「CO2排出量」の3つの画面を、横に連結して表示している。いずれも上段が時間別モード、下段が累積モードでの表示だ。



ノートPC



レノボ・ジャパン「ThinkPad X1 Carbon」(2016年モデル)



 筆者宅では常時オンの状態にあるノートPCだが、消費電力は作業中でおよそ30Wh、作業していない時は20Whまで落ちる。一日に直すと585Whということで、電気料金でいうとだいたい14〜15円/日である。スタンバイなどを駆使すれば10円/日程度に抑えられるかもしれないが、逆に言うとそのくらいの差しかない。無理に省エネを心がけて作業効率を落とすよりは、現状のままでよさそうである。



 このグラフには含まれていないが、ノートPCに接続している2台の外付けディスプレイが、ノートPC本体とほぼ同等の電力を消費しており、PC周りを合算すると実際にはこの約2倍、約30円/日の電気代がかかっている。PC関連製品の場合、本体よりも外付けデバイスの消費電力量が高いことも考えられるので、測定と分析をするにあたっては、それらの存在を見落とさないように心掛けたい。



液晶TV



東芝 REGZA「42Z3500」



 筆者宅でTVは、朝方に約1〜2時間、夕方から夜にかけて数時間ほどつけっぱなしになっているのが常だ。そのため時間毎グラフでは、朝と夕、一日に2回大きな山ができている。日中仕事に出て昼間は自宅に誰もいないケースでは、これと同じ形になっている人は多いのではないだろうか。



 さて実際の電力消費量だが、ピーク時で1時間あたり180〜240Whで、電気料金に換算すると40〜45円/日、1カ月だと1000円の大台を超える。2007年発売のモデルということもあり、昨年発売のほぼ同サイズのモデルに比べて消費電力は高めだが、いずれにせよノートPCよりははるかに上だ(本製品の公称値は292W、2018年発売の43型「43M520X」が121W)。



 TVに関しては視聴時間はもちろん、画面サイズの違いによっても消費電力は大きく変化する。また筆者宅ではTVの音声は別途外付けスピーカーからも出力しているので、TVの内蔵スピーカーから音声を出している場合、消費電力はさらに増えるだろう。こうしたステータスの違いによる消費電力の変化を、時間をかけて1つずつ確かめていくのも面白い。



冷蔵庫



パナソニック 「NR-E402U」



 冷蔵庫は、典型的な24時間つけっぱなしにするタイプの家電製品で、それゆえトータルの消費電力量は多くなりがちだ。また同じ理由で、節電の対策を取りにくい製品でもある。とはいえ電力消費量の「相場」を知っておくことは、決して無駄ではないだろう。



 さてデータを見ると、平常時には65Wh、夕方のピーク時には110Wh程度まで消費電力量が上昇している。夕方は扉の開閉も多く、また新しい食材が投入されるタイミングゆえ、ほとんど開閉がない昼間に比べて消費電力量が倍増している。「開閉の多さ」が問題なのか、それとも「冷えていない食材が投入される」のが大きな影響を及ぼしているのか、このデータだけでは分からない。長くデータを取っていれば、そのあたりも見えてきそうだ。



 ちなみに深夜から明朝にかけての消費電力が夕方ピーク時並に高い原因は不明だ。電力消費の少ない深夜の時間帯を狙って霜取りを行うなど、何らかの特殊なプログラムが走っているのかもしれない。推移をグラフで監視していると、こうした意外な発見もあって面白い。



洗濯乾燥機



パナソニック 「NA-VX5100L」



 洗濯機は24時間運転している冷蔵庫とは正反対で、多くの家庭では1日1運転、家族が多い場合でも1日2〜3運転程度にとどまると考えられる。筆者宅は1日1運転がほとんどなので、つまり1日の消費電力量=1回の洗濯にかかる消費電力量ということになる。



 今回測定したのは乾燥機能がついた、いわゆる洗濯乾燥機で、洗濯+乾燥のワンセットあたり約1000Wh前後の電力量を消費している。電気料金に換算すると約26円/回で、運転モードや気温(水温)によって多少前後するとしても、年間だと1万円弱といったところだ。今回試したのは約10年前に製造されたドラム式のモデルだが、最新のモデルでも消費電力の大きな変化はないようだ。



 最も、これは乾燥機能を使った場合で、洗濯だけならば1回の消費電力量は62Whほど、電気料金は約1.5円だ。つまり消費電力量の9割以上は乾燥にまつわるもので、もし洗濯周りで電力消費を抑えたければ、乾燥機は使わず物干しで乾燥させるのがベターということになる。とはいえ、1日20〜25円を節約するための手間としては、やや割に合わない感もある。正確な消費電力と電気料金を知っておくことは、こうした場合のジャッジにも役立つ。



オイルヒーター



デロンギ 「D071249EFS」



 放射熱を利用して部屋を温めるオイルヒーターはかなりの電気食いであり、電気料金への影響を懸念して導入をためらう人も多い。実際に測定してみても、ここまで見てきた家電製品と比べて、その消費電力量は桁違いだ。



 今回は、6段階ある温度調節目盛りの2段階目、つまり「弱」に相当するモードで行ったが、1時間に480Wh前後、1日あたりだと11.6kWhもの電力量を消費しており、電気料金に直すと一日280〜290円にも達する。仮に冬場、12〜3月までの4カ月間つけっぱなしで運用すれば、トータルで3万円を超える計算だ。ここまで見てきた家電製品の使い方を1つずつ見直して毎月数十円〜数百円を節約するより、まず見直すべきはこちらだろう。



 ちなみに今回の測定対象となったオイルヒーターは、AC100V、1200Wというスペックであり、上限が100V/15A、1500Wまでの本製品にとっては、測定可能なギリギリの範囲ということになる(グラフの形状を見る限り、上限に到達している可能性もある)。さらに広い畳数に対応したオイルヒーターの上位モデルでは正しく計測できない場合もありそうなので、利用にあたっては注意した方が良さそうだ。



●工夫次第でさまざまな活用法も



 筆者はこのBluetoothワットチェッカーを購入したのは半年ほど前のことで、それ以来必要に応じて特定の製品につなげたり、外したりを繰り返している。オイルヒーターからスマートスピーカーまで、かなり幅広い電力を測定しているが、消費電力量が高くても低くても、グラフの縦軸は自動的に調整されるなど、気が利いており汎用性は非常に高い。



 今回は代表的な家電製品について測定してみたが、用途を一歩踏み込んで、例えばPCで特定のパーツを取り替えた後にどれぐらい消費電力が変わったかをチェックしてみるのも面白いだろう。リアルタイムの消費電力しか表示できないワットチェッカーとは、全く異なる使い方ができることがお分かりいただけたと思う。1つのスマホアプリで、最大4台までの本製品を一括管理できるのも魅力だ。



 弱点があるとすれば、スマホアプリの画面デザインが没個性的でスマートではないことと、再接続時に手動での再開操作が必要になることくらいだろうか。実売価格も6500円を切るところまで下がっており、試すには今がチャンスと言えそうだ。


このニュースに関するつぶやき

  • オイルヒーターとエアコンはどちらが消費電力が高いんだろ?我が家は夏にエアコンの消費電力が馬鹿高いので冬はエアコン使わずオイルヒーター使ってるけど、どちらが高いのかな?あと床暖房カーペット2畳サイズ。これが我が家の三大電気食い品
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