ブランパンGTアジアに挑むABSSA MOTORSPORTが体制変更。澤圭太とタイ人ドライバーの新コンビに

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2019年04月01日 12:31  AUTOSPORT web

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ジュネーブ国際モーターショーで展示されたマクラーレン720S GT3
2019年シーズン、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアに参戦するABSSA MOTORSPORTは4月1日、事前に発表されていた体制の変更をアナウンス。メインスポンサーの獲得とともに、チームを率いる澤圭太とマシンをシェアする新たなジェントルマンドライバーを迎えることを明らかにした。

 ABSSA MOTORSPORTは、2017年シーズンから2018/19年シーズン途中までWEC世界耐久選手権GTEアマクラスに参戦していた澤が2019年初頭に設立した新チームだ。

 マクラーレン・カスタマーレーシングの支援を受ける同チームは、今季から本格デリバリーが開始される新型GT3カー『マクラーレン720S GT3』を導入し、ブランパンGTシリーズ・アジアを再編した、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアのプロ・アマクラスに参戦する。

 そんなABSSA MOTORSPORTはシーズン開幕前の3月、チーム代表兼ドライバーの澤と2018年にスーパー耐久シリーズTCRクラスチャンピオンとなった植松忠雄のペアでチームのデビューイヤーを戦っていくことを明らかにしていた。しかし今回、この体制が変更に。タイの有名ビールメーカーであるシンハーをメインスポンサーに迎えることに伴い、ジェントルマンドライバーにタイ籍のピティ・ビロンハクディを起用することになったという。

「このオフの準備期間は本当に胃が痛くなる毎日でしたが、こんな素晴らしい環境で開幕を迎えられることに今から興奮をしています」と語るのは、チーム代表兼ドライバーとして新たなチャレンジに臨んでいる澤。

「現役ドライバーがチームを立ち上げ、新車マクラーレン720S GT3を使用してのカスタマーチームとして海外企業の支援も受けて、海外のドライバーとともにいきなり海外GTレース出場なんて……傍目から見たら“無謀の極み”かもしれません」

「しかし、21年に及ぶドライバーとしてのレース活動のなかでの経験と11年目のワンスマ活動でのコーチング経験やイベント運営経験をフル活用して、ドライバーとしてだけでなくチーム運営も全身全霊で活動していく所存です」

「順調に行けば年内に公式4輪レース200戦を迎える予定(2018年WEC参戦終了時で187戦)なので、新しい元号となる2019年もさらなる飛躍の年としたいと思います」と意気込みを語っている。

 世界で戦い続ける澤と、新体制&新車で新たな一歩を踏み出したABSSA MOTORSPORTの初陣ブランパンGTワールドチャレンジ・アジア第1戦は4月6〜7日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。

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