香取慎吾主演映画『凪待ち』にリリー・フランキーら出演へ 「今の慎吾ちゃんじゃなきゃできない」

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2019年04月03日 12:11  リアルサウンド

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 6月公開予定の香取慎吾主演映画『凪待ち』の追加キャストとして、リリー・フランキー、西田尚美、吉澤健、音尾琢真の出演が発表された。


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 『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石和彌が監督を務め、香取との初タッグに挑む本作は、人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生を描く人間ドラマ。香取演じる主人公の郁男は、パートナーの女性とその娘・美波と共に彼女の故郷・石巻市で再出発しようとする。平穏に見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう。


 ヒロイン役を務めるのは、『くちびるに歌を』『散歩する侵略者』の恒松祐里。脚本は、白石監督とはNetflixオリジナルドラマ『火花』でもタッグを組んだ、『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』の加藤正人が担当した。


 リリーは郁夫を気にかける製氷工場の社員・小野寺、西田は郁夫の恋人・亜弓、吉澤は亜弓の父・勝美、音尾は亜弓の元亭主・村上をそれぞれ演じる。


■コメント一覧
●西田尚美(郁夫の恋人・亜弓役)
私は白石監督の『凶悪』がとても好きだったので今回ご一緒出来たことが本当に嬉しかったです。香取さんとご一緒出来たことも。香取さんは、なんというか…そこにいるだけで何か凄いんですよね。エネルギーとかパワーみたいなものをたくさん頂いた気がします。『凪待ち』に出てくる人たちは、なんとも人間くさい。どうしようもないのだけど、ほっとけない。なんだか憎めない。本当にどうしようもないのに、何故だか愛おしく、手を差し伸べたくなりました。私もどうしようもないダメ人間です。


●吉澤健(亜弓の父・勝美役)
稀有。この私の役の事です。表現する者として、その人生の質量が問われる様な役でした。私は役者である事を三度辞めて、三度復活した者ですが、この様な役に出会えるとは思ってもみませんでした。続ける事が大事なんだとよく云いますが、あれって本当なんですね。お蔭様で時分の花、咲かす事が出来ました。70才を過ぎて滲みでるもの、出たと自負しております。監督、脚本はじめ、スタッフの皆様、本当に有難う御座いました。


●音尾琢真(亜弓の元亭主・村上役)
尊敬する白石和彌監督と、僕のスーパースター香取慎吾さんの新たなタッグが実現したことに感謝しています。香取さんは石巻で撮る白石監督の世界に完全に溶け合っていた。凪の海が荒れていくように、心がざわざわと興奮しています。派手ではありませんが、1カットごとに丁寧に精魂込めて、スタッフ・キャストが作り上げた映画を楽しんでいただければ幸いです。誰かの生きる希望になれますように。


●リリー・フランキー(郁夫を気に掛ける製氷工場の社員・小野寺役)
僕はゆっくりしていたスケジュールで石巻を満喫させていただき町の人にも良くしていただいて、白石さんの撮影、相変わらず好きでした。慎吾ちゃんと共演できてよかった。すごく彼が色っぽかった。やりやすかったです。小野寺という役は面白い役でした。難しかった点はいい人に見えなきゃいけない。いい人に見えすぎてもいけないというところでした。慎吾ちゃんの体から出てきてる熱量、雰囲気がすごい!監督と飲みながら話してすごくいい映画になりそうだ、というお話をしていました。今の慎吾ちゃんじゃなきゃできない、白石さんの中で傑作ができた。台本読んだ時の静かなオフビートなもの、人間の中の思いというようなものうごめいている。純文学的なものもぜひ皆さんご覧ください。


(リアルサウンド編集部)


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