STUDIO4℃最新作『海獣の子供』予告編公開 久石譲「映画音楽としてはかなりチャレンジ」

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2019年04月09日 12:01  リアルサウンド

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 6月7日に公開される映画『海獣の子供』の予告編が公開された。


参考:映像はこちら


 本作は、自然世界への畏敬を独自に表現する漫画家・五十嵐大介の同名コミックを、映画『鉄コン筋クリート』で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したSTUDIO4℃が映画化したもの。“海を舞台とした生命の秘密”をテーマに、ヒトと自然世界の繋がりを描く。


 芦田愛菜が主人公・琉花の声を務めるほか、石橋陽彩、窪塚愛流ら若手キャストが集結。さらに、琉花の父親で水族館に勤務する安海正明役で稲垣吾郎、娘とも夫とも関係がうまくいかない琉花の母親・安海加奈子役で蒼井優が出演する。また、映画音楽界の巨匠・久石譲が、原作の世界観を深く描き出すために音楽を全編書き下ろした。


 公開された予告編では、冒頭に迫力あるザトウクジラが登場し、「海で起きるほとんどの事は、誰にも気づかれない」とコピーが添えられる。そこから、主人公・琉花の夏休みのはじまりへ。琉花とジュゴンに育てられた少年“海”と“空”との出会いや、彼女が幼い頃に体験した不思議な思い出のシーンも描かれている。


 加えて、音楽を担当する久石よりコメントが到着。「この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます。全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します」と、制作にあたって、これまでにない音楽的なチャレンジをしたことを明かした。(リアルサウンド編集部)


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