蒼井優、竹内結子、松原智恵子が和気あいあいと談笑 『長いお別れ』メイキング映像

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2019年04月12日 12:11  リアルサウンド

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 5月31日公開の中野量太監督最新作『長いお別れ』より、メイキング映像が公開された。


 直木賞受賞作家である中島京子の同名小説を映画化する本作は、70歳になった父の認知症の発症と家族が向き合う人間ドラマ。『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太が監督を務めた。


 父の70歳の誕生日、久しぶりに帰省した娘たちに母から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。ゆっくり記憶を失っていく父との、思いもよらない出来事と発見に満ちたお別れまでの7年間の日々が描かれる。蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努ほか、蒲田優惟人、中村倫也、北村有起哉が出演する。


【動画】『長いお別れ』メイキング


 このたび公開されたのは、東家の次女・芙美役の蒼井、長女・麻里役の竹内、母・曜子役の松原が、中野監督とともに撮影現場で和気あいあいと談笑する姿が映し出されたメイキング映像。7年間を描いた本作では、劇中、東家を取り巻く環境も刻々と変化していく。その中でも、人々にとって最も身近な存在であり、環境の変化を強く感じられるスマートフォンを手にとって、過去のバージョンを懐かしむ姿が切り取られた。映像内では、真剣な様子で芝居に取り組む蒼井、竹内、松原の姿も捉えられている。


 中野監督曰く、「あの3人が上手くいったのが面白かったですね。松原智恵子さんに至っては、少女のようですから(笑)。現場でも松原さんが一番下の妹みたいになっていましたが、その雰囲気が作品に出ていたのかも知れません」と当時を振り返り、3人の関係性が映画に与えた影響を明かしている。


 本作は、原作小説では実際に三姉妹という設定だったところ、あえて二人姉妹にするという変更が施されている。原作を映画化するにあたり、まず、物語を四段階に分け、時代を四つに分けるということを考えた中野監督は「お父さんとお母さんの世代、娘たちの世代、孫の世代、それぞれ三世代を描くためにお父さんを軸にする。そうするうちに構成が決まり、各パートを整理していたら、三姉妹というのは『どうやら少し多いのではないか?』と感じたんです。骨子は変わっていないけれど、人物像に関しては自分なりの解釈を加えています」と明かし、原作者の中島先生からも「こんな感じになるのね、すごく面白い!」とお墨付きをもらったという。


※山崎努の「崎」は「たつさき」が正式表記


(リアルサウンド編集部)


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