グズグズするわが子をなだめようとする時、どういった対応をされていますか?
おやつを与えて一旦は収まるものの、再びイヤイヤでまたおやつ……といったように、1日中おやつを与えて自己嫌悪に陥る負のスパイラルに陥っているママも多いことでしょう。
今回は、イヤイヤ期で泣く子におやつをあげることがどういうことか、メリットとデメリット、その対応方法について、教育コンサルタントの佐藤さんの経験をもとに解説いただきたいと思います。
1歳後半〜2歳になると自分の意思もはっきりする分、「アレがいい」「コレがイヤ」などの自己主張が激しくなり、イヤイヤを1日中連発するようになってきます。毎日グズグズされるとさすがに疲れますよね。
そんなイヤイヤ期の子どもにおやつを与えてなだめるということは、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
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筆者のこれまでの経験と周りのママ友の声をもとにまとめてみましたのでご紹介します。
【メリット】
・子どもが短時間でも落ち着く
・(与える量と頻度によっては)メインの食事の補助として機能する
【デメリット】
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・泣いたりゴネたりすれば「おやつをもらえる」というまちがった学習をしてしまう
・(我慢が必要な場面で)我慢する力がつかない
・おやつをもらわないと親の言うことを聞かなくなる
・おやつを摂りすぎると、お腹いっぱいでメインの食事が食べられない
このように、子どもがイヤイヤする度におやつをあげるのは、メリットよりもデメリットが多いようです。
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ですが、ママがひとりで家事や育児をすべて担うのは大変ですよね。
そこで、イヤイヤ泣く子に効くおやつ以外の方法もご紹介します。
そもそも、イヤイヤ期の子どもが「おやつを食べたい」と泣くのは、親にかまってほしいからやっているケースも考えられます。
そこで、イヤイヤした時におやつをあげずに乗り切る以下の方法を試してみてください。
(1)子どもの気持ちを受けいれる
子どもの訴えやイヤイヤに共感してみましょう。
「うんうん」「そうなのね」と相づちを打ってあげることで、泣いている子も落ち着いてくることが多いです。
気持ちに共感しただけではうまくいかないことも多いですが、グズグズしても“ママが怒らない”“ママが私をみてほほ笑んでいる”“ママが私の話を聞いてくれている”と分かるだけでも子どもは安心すると思います。
(2)選択肢を与えて、自分で選ばせる
イヤイヤ中はママに何かを言われるよりも、「じぶんで!」やりたい時期。決められたことを押し付けられると大反発されますが、あらかじめ選択できるよう用意しておくと気持ちが収まりやすくなると思います。
「〇と△があるけど、どっちがいいかじぶんで選ぶ?」と聞くだけで“じぶんで!”の気持ちが満たされるでしょう。
(3)興味をそらしてあげる
「おやつちょうだい〜!」と泣く子には、ほかのこと(遊び・好きなこと)に興味をそらさせてあげましょう。
子どもはママと遊べること、他に面白いことがあると分かれば、パッと泣き止み、そちらへ意識が向くことはよくあることです。それでもおやつが欲しいとギャン泣きしている場合は、お腹がすいている可能性がありますので、お菓子の代わりとなる食べ物をあげましょう。
(4)本当に危ないことは泣いても許さないことを示す
どうしても危ないことをやりたがって泣く場合は、おやつでなだめるのはNGと筆者は考えます。
親として毅然とした態度でダメなことを伝えましょう。子どもはイヤイヤが通じないことを徐々に理解することで、やってはいけないことをしなくなります。
おやつ以外で乗り切る方法で、子どもも徐々に欲しがらなくなるので試してみてください。
またイヤイヤ期は生まれたての赤ちゃんがそうであるように、「泣くもんだ」と割り切ることも大切です。
マンションなどに住んでいて他人の目が気になるという方は、公園など外に出て違う空気を吸ってイヤイヤさせてあげるのも、逆にママのストレス発散にもなりおすすめですよ。
ぜひ試してみてください。
(2018年05月29日の記事を再掲載しています)
【画像】
※ GOLFX、SpeedKingz、 Oksana Kuzmina / Shutterstock
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