ポルトに所属する元スペイン代表GKイケル・カシージャスが5月1日、練習中に心臓発作を起こして病院に搬送された。クラブ公式サイトが同日に伝えた。
カシージャスは午前の練習中に急性心筋梗塞によりポルト市内の病院に運ばれたものの、現在は安定した状態で命の危険はないという。
5月20日に38歳となるカシージャスは、レアル・マドリードの下部組織出身で、1999ー2000シーズンのアスレティック・ビルバオ戦でトップチームデビューを飾った。その後はレアル・マドリードの絶対的守護神として君臨し、5度のリーガ・エスパニョーラ制覇や3度のチャンピオンズリーグ優勝など多くのタイトル獲得に貢献。下部組織から25年間過ごして、トップチームでは公式戦725試合に出場した。
そして2015年7月にポルトへと移籍し、ここまで公式戦156試合に出場している。昨年4月にはクラブと代表でキャリア通算1000試合出場も達成(現在は1048試合)。今シーズンは1999−2000シーズンから20年連続でのチャンピオンズリーグ出場を果たし、歴代新記録を樹立した。
今年3月にはポルトとの契約を更新し、「私のキャリアはこのクラブで終わる。2年前、私は38歳で引退することを考えていた。しかし、今は40歳まで現役を続行しようと思っている。これからもサッカーに携われることを願っている。38歳になる私を信頼してくれたことに感謝している。選手としてのキャリアを終えるまで、ここにいたいと思っている」とコメントしていた。
スペイン代表としても長きにわたって活躍し、通算167試合に出場した。2010年の南アフリカ・ワールドカップ、ユーロ2008、ユーロ2012には主将として参加し、大会制覇の大きな原動力となっていた。
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