中居正広の“ダンサー恋人との同棲継続”報道に見る、女性週刊誌のウェブ戦略

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2019年05月08日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

「女性セブン」5月9・16日合併号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 大型すぎるゴールデンウイークで1週お休みした本連載。しかし、10日間すべて休めた人はどのくらいいるのだろうか? フリーライターの知人たちも口々に言っていた。「社員編集者が『ゴールデンウイーク明けまでに』と締め切りを設定してきた」。長期休みの際には毎度繰り広げられる事態ではあるが、10日間、確かに長かった。

第457回(4/25〜5/7発売号より)
1位「中居正広 やっぱり離れられない!『ダンサー恋人』と10年愛撮」(「女性セブン」5月9・16日合併号)
2位「鈴木京香 長谷川博己 実父がん急逝で『老母W介護』令和婚への逡巡」(「女性自身」5月14・21合併号)
参照「長谷川博己 亡父との『不仲』と『10万円浮世絵』秘話」(「女性セブン」5月9・16日合併号)
3位「菅田将暉 福山雅治から『後継スター指名』の歓喜『令和はお前の時代に!』」(「女性自身」5月14・21合併号)
※「週刊女性」は合併号休み

 ゴールデンウイーク休みのため話題が少々古くなってしまったが、中居正広が2年前に熱愛を報じられた振付師兼ダンサーの女性と現在でも同棲していることを、「女性セブン」が報じている。4月中旬、中居のマンションから2人が時間差で出てきたらしい。すでに交際10年、そして同棲6年というから手慣れたものなのだろう。

 そしてなるほど、と思ったのがこれを報じた「セブン」、そしてネットで配信した「NEWSポストセブン」だ。この「セブン」の交際続行記事は4月24日の「ポストセブン」で配信されているが、その2日後、ネットでの反響を伝える記事を再び「ポストセブン」に掲載した。そしてそこには「セブン」に掲載されているダンサー恋人の写真とは別の角度のショットが。そして記事のタイトルは「中居正広と交際継続の振付師女性、左手薬指に光る指輪」だ。紙媒体である「セブン」では、このことを一切触れず、記事の反響を見てWEB版で新たな情報を追加する。ポストセブンって、かなりの収益を上げているらしいが、こうした“細かい戦略”も功を奏しているのだろう。

 しかも「セブン」記事を受けて、その翌日、「東スポWEB」が配信した記事には面白い指摘がなされていた。ジャニーズにいると結婚できないと思われがちだが、しかしジャニーズを辞めた新しい地図の3人はいまだ結婚していない。それはファン離れを考えてのことで、中居は今期も事務所に残留。逆に残留したから結婚が現実味を帯びている、というものだ。

 なるほどね。今年2月14日号の記事「『僕たちはアンチSMAPを貫く!』活動休止全真相 二宮和也『限界超えた』直談判の夜」でジャニーズの逆鱗に触れて出禁になったと言われる「セブン」と、ずっとアンチジャニーズだった「東スポ」のワンツーフィニッシュ的な中居の熱愛記事。時代は変わる。

 破局説に交際続行説、さらには京都で“愛の巣”を用意したと女性週刊誌の間でも話題が続く鈴木京香と長谷川博己の大物カップル。今度は具体的な入籍情報が飛び出した。これを報じたのは「女性自身」。記事によると長谷川の実父が4月に急逝し、長谷川、京香ともに母親の介護問題に直面しているというものだが、長谷川の実父が亡くなる前、2人の入籍に向けてこんな計画が進んでいたというのだ。

「長谷川さんが主演する大河ドラマ『麒麟がくる』が放送される20年1月までに入籍する方向で、水面下で動いていたようです」(テレビ局関係者のコメント)

 しかし、長谷川の実父の急逝でその計画は「考え直さざるをえない状況になった」らしい。一貫して2人の交際続行を報じ、京都の愛の巣もスクープした「自身」だから、この具体的結婚計画も信憑性があるように思われる。が、一方、昨年12月に破局説をぶち上げたにもかかわらず、直後に「自身」に破局を否定され、その後沈黙を守ってきた「セブン」も長谷川の亡父について記事にしている。だが、そこには京香との交際についてや、結婚、さらに破局についての言及は一切なし。あったのは亡父と長谷川の過去の不仲、確執話で、しかし「自身」にはそれを打ち消すこんな記載が。

「そんな偉大な父と長谷川の“不仲説”が一部で報じられていたが、実際は近所でも評判になるほど昔から仲のよい父子だったという」

 長谷川、京香ネタで、またしても「自身」にひっくり返されてしまった「セブン」の長谷川記事だった。

 福山雅治が俳優、ミュージシャンと多方面で活躍する“共通項”のある菅田将暉を「後継スター指名」し、業界関係者も「福山の再来」と評価しているというこの記事。そもそも福山が、なぜこんなにもてはやされ人気があるのか、いまいちわからないし(個人的に)、そんな福山と菅田を比べるなんてナンセンスだと思っているが(個人的に)、こうした記事の本題とは別に、面白い記述があった。

 それが「自身」が目撃した菅田の様子について。菅田がプライベートでおしゃれな眼鏡屋さんを訪れたというのだが、そこで一緒だったのが「マネージャーらしき女性」と記事に書かれていることだ。

 なぜ“マネージャーらしき”と思ったのだろう。でも、記者ならその経験則でなんとなくわかるものなんだろうな。恋人なのか家族なのか、仕事スタッフなのか、マネジャーなのか。そんなことを考えてしまった菅田の目撃談だった。

このニュースに関するつぶやき

  • 強制中絶させて証拠テープとかもあるらしいのに増すゴミはこうしたのは大々的に報道しないよな( ´-ω-)y‐┛~~
    • イイネ!2
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