『ぼくのエリ』原作者が贈る北欧映画『ボーダー』10月公開 デル・トロ賛辞

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2019年05月13日 13:00  CINRA.NET

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『ボーダー 二つの世界』 ©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018
映画『Border』の邦題が『ボーダー 二つの世界』に決定。10月11日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。

『第71回カンヌ国際映画祭』ある視点部門グランプリを受賞し、『第91回アカデミー賞』メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた同作。人並外れた嗅覚を持ちながらも、醜い容貌のために孤独と疎外を強いられる税関職員のティーナが、奇妙な旅行者ヴォーレとの出会いをきっかけに、自身の人生を変えるような事件に巻き込まれていく様を描く。原題は『Gräns』。

原作は、映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作と脚本で知られるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト。イラン系デンマーク人のアリ・アッバシがメガホンを取り、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストと共に脚本を手掛けた。なお、『ボーダー 二つの世界』には各国の映画祭で「ショッキング過ぎる」と評されたシーンがあったが、日本版は制作者の意向を汲み、ノーカット完全版で公開されるという。

発表とあわせてギレルモ・デル・トロのコメントが公開。デル・トロは同作について「強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話。メイクアップFX(特殊メイク)に興味があるなら、これ以上に良いものはない。上位1%」と述べている。
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