華原朋美“妊娠6カ月発表の裏側”――「女性自身」から漂う“ありえない善意”

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2019年05月15日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

「女性自身」5月28日号(光文社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 映画『空母いぶき』に総理役で出演する佐藤浩市のインタビューが炎上している。佐藤の発言が安倍晋三首相を揶揄しているとネトウヨたちが怒り狂っているのだ。特に作家の百田尚樹は「三流役者が、えらそうに!!」と息巻いていたが、安倍信者ってどこまで狂っていくのだろう。

第458回(5/9〜5/14発売号より)
1位「華原朋美 『初産で45歳の母になる!』隠し続けた妊娠6カ月裏ドラマ独占公開」(「女性自身」5月28日号)
2位「小泉孝太郎 “元カノ女優”と本気の連泊愛スクープ撮」(「女性セブン」5月23日号)
3位「木嶋佳苗死刑囚 3度目の獄中結婚のお相手に決断させていた『妻子との別れ』」(「女性セブン」5月23日号)

 うれしくてびっくりした。華原朋美が妊娠6カ月であることを発表した。これまでも子どもを切望していた華原だが、44歳にしてその思いを実現したのだ。めでたい。そして思えばいろいろあった。

 小室哲哉に歌手として見出されただけでなく、彼女として付き合うという華やかな芸能人生をスタートさせた華原だが、その最中の1997年、新宿のホテルで小室との大喧嘩&救急車騒動を勃発させた。さらに小室との別離と、自殺未遂とうわさされたガス中毒事件に自宅ロビーでの昏倒事件。世間は華原の情緒不安定を心配し、そして華原は芸能界を無期休養する。99年には白馬に乗っての復帰会見で世間をあっと言わせるも、その後も精神安定剤の大量摂取事件に、深夜の歌舞伎町での意識障害&警察沙汰などを引き起こし、再びの芸能活動休止など数々のトラブルに見舞われてきた。その間、いろいろ問題のあるカレ(その後、加護亜衣の夫となる男性)や竹田恒泰などといった、どうしようもない男の存在もあった。まさに波瀾万丈で、トラブルのたび“このまま芸能界から姿を消してしまうのでは”と危惧されてもいたが、しかし華原は何度も舞い戻ってきた。そして、かつての華々さはないが、芸能活動を続けてきたのだ。

 決して“あの人はいま”的存在にはならなかった華原。何度も何度もめげずに復帰してきた根性はすごい! さらに、これだけ長期にわたって芸能マスコミにネタを提供し続けてきたのもすごい。

 そんな華原を追い続けてきたのが「女性自身」だった。その存在が忘れられそうになるタイミングで、計ったように華原に接触を続けてきた「自身」。芸能界休業中にも何度も華原に直撃するなど、その時々の華原の動向をたびたび報告してきた。華原もまたそんな「自身」の直撃に応え、ときにインタビューに応じることも。そんな関係からか、今回も――と思いきや、証言したのは華原本人ではなく“華原の友人”。その友人が華原に代わり妊娠前後の華原の様子や近況を語っている。それを読むと華原は大変元気そうだ。

 もしかして「自身」は身重の華原を慮って今回は本人の直撃しなかったのだろうか。そんな芸能マスコミの“ありえない善意”を想像してしまうほど、めでたい朋ちゃんの妊娠と、「自身」記事だった。

 かなり本格的かつ初めての決定的熱愛ではないか。「女性セブン」が報じた小泉孝太郎の熱愛スクープだ。そのお相手はドラマ『グッドワイフ』(TBS系)で共演した女優の芦名星。記事には2人が芦名の小型犬の散歩をする様子、そして、そのまま孝太郎の自宅へ行く様子が描かれている。さらに2人は別の日のグループデートの後、やはり孝太郎の自宅へ行ったり、1カ月の間に何度も仲睦まじい姿を目撃されているらしい。

 それだけではない。記事には芦名の愛犬を一人で散歩に連れている孝太郎の写真も掲載されている。つまり連泊愛っていうより、もう同棲なんじゃない?

 確かにこれまでにも孝太郎の熱愛報道はあった。古くはデビュー前に人妻との海岸不倫デートを報じられた(ちなみにこの時、缶チューハイの空き缶がデート現場に捨てられていて飲酒運転疑惑も物議を醸した)。さらに2011年には銀座の高級クラブホステスと、その翌年も別の女性とのドライブデート、さらに2年前にも一般女性とのデートの模様が報じられているが、いずれもデートの後、女性はひとり自宅に帰ったりと、決定的熱愛とは言い難いものだったから。

 しかし、記事では孝太郎ならではの、ある指摘がなされている。

「孝太郎さんが結婚して子供ができれば、将来、政治家になることを期待される」(孝太郎の知人のコメント)

 あっ、そうか。政治家一家に生まれ育った長男・孝太郎だが、すでに俳優として芸能界で生きているし、弟の進次郎が父親の跡を注いでいるし、“政治の世界からは一抜けた”と思っていた。もう政治の世界とは関係ないよ、と。でも子どもができれば――確かに。

 二世政治家が跋扈し、政治が世襲的職業のようになっている日本。俳優・孝太郎の子どもとはいえ、こうしたしがらみからは抜けられないのか。恐ろしい。ということはやはり政治一家のDAIGOと北川景子に子どもができたら、将来政治家になる可能性も!? そう考えるとやはりグロテスクだ、世襲政治って。

 木嶋佳苗死刑囚の3度目の結婚には驚いた。相手が「週刊新潮」(新潮社)のデスクだったから。しかもデスクは妻子と別れて木嶋と結婚していた。そんなデスクを「女性セブン」が直撃している。デスクは取材に対し、木嶋死刑囚は取材対象でなく、あくまで恋愛だと強調しているが、もし本当にそうだとしても、ぜひ記事にすべきだ。だって「週刊新潮」の編集者なんだから。

このニュースに関するつぶやき

  • マスコミがネトウヨという言葉を悪いイメージにしていますね。
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