中学校卒業を1週間後に控えた少女の葛藤描く A24製作『エイス・グレード』9月公開

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2019年06月05日 12:51  リアルサウンド

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 『レディ・バード』『ムーンライト』などの話題作を手がけるA24が製作した映画『Eighth Grade(原題)』が、『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』の邦題で9月20日より公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルが公開された。


参考:場面写真はこちらから


 本作は、中学校卒業を1週間後に控えた、クラスで目立たない一人の少女ケイラ(エルシー・フィッシャー)を主人公に、生まれたときからWebサイトやSNSが当たり前のように存在するデジタルネイティブな“ジェネレーションZ世代”と呼ばれるティーンたちのリアルな葛藤や恋、父親とのめんどくさい関係、そして成⻑の物語を可笑しく痛烈に、そして優しく描く感動作。


 中学校生活の最後の1週間を迎えたケイラは、「クラスで最も無口な子」に選ばれてしまう。不器用な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイトたちと繋がろうとする彼女だったが、いくつもの壁が立ちはだかる。


 2018年のサンダンス映画祭で大喝采を浴び、各国の映画祭で数々の賞を受賞した本作。バラク・オバマ前米大統領が2018年の年間ベスト映画の1本に選出し、『ROMA/ローマ』で第91回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルフォンソ・キュアロン監督も「ここ最近で一番、泣いた映画」とコメントするなど多くの著名人を魅了した。全米での公開当初はわずか4館でのスタートだったが、口コミによって3週間で全米1084館に拡大した。


 メガホンを取ったのは、これが初監督作品となるボー・バーナム。YouTuber出身という異色の経歴を持つバーナム監督は人気コメディアンであり、俳優としても『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』などに出演した。彼の⻘春時代の実際の経験をもとにした本作の企画が『レディ・バード』などを手がけた製作陣の目に止まり、映画化が実現した。なおバーナム監督は、オリジナル脚本も担当している。


 主人公ケイラを演じたのは、『怪盗グルーのミニオン危機一発』で主要キャラクター、アグネス役の声優を務めた若手女優エルシー・フィッシャー。そのほか、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のジョシュ・ハミルトン、『バッド・ウェイヴ』のエミリー・ロビンソン、『ブルー・ワールド・オーダー』のジェイク・ライアンらが出演した。


 今回公開されたポスタービジュアルでは、日々SNSに投稿にすることに夢中のケイラが、片時も離すことのない自分のスマホを片手に、自撮りをする様子が切り取られている。 (リアルサウンド映画部)


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