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“東京で生きる”男子の迷いと変化 「東京独身男子」最終回、あえて結婚しない男子たちが辿り着いた答えとは?

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2019年06月10日 12:03  ねとらぼ

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ねとらぼ

写真「東京独身男子」最終回。太郎(高橋一生)が辿り着いた境地は?
「東京独身男子」最終回。太郎(高橋一生)が辿り着いた境地は?

 太郎「AK男子の城、ひとまずお開きですかね」



【画像】これまでの「東京独身男子」



 6月8日放送のドラマ「東京独身男子」(テレビ朝日系)最終話。あえて結婚しない男子=AK男子たちは、結婚するのかしないのか。彼らが出した答えは、結婚とは別のところにあった。



●最終話あらすじ「AK男子たちの次なる道」



 太郎(高橋一生)の転職、三好(斎藤工)の歯科医院の経営不振、そして岩倉(滝藤賢一)の親の介護と結婚の問題。答えの出ない悩みをぶつけ合ったAK男子三人は、怒鳴り合いの末に解散を宣言してしまう。



 その後すぐに、太郎はかずな(仲里依紗)に告白をする。太郎は、「もう振り回されたくないんだ」とフラれてしまう。しかし、ずっと太郎を思っていたかずなは、やっぱり好きだからと交際することを決める。



 かずなのサポートもあり、AK男子は再び集合。そこへ、太郎の母・寿美代(萬田久子)が静岡から訪ねてきた。太郎が外資系コンサルティング会社に転職すると思い込んでいた寿美代。太郎は、電機メーカーに転職することや、自分がやりたいと思っている仕事について話した。



 寿美代や三好の歯科医院を偵察に来た榊(星野真里)など、新たな出会いをきっかけに、AK男子たちは自分がするべきことを見つけ出していく。



●最後の親離れ、子離れ



 三好の妹・かずなと岩倉の父・和雄(小野武彦)はすでに登場していたが、最終話で太郎の親族が初めて現れた。三好たちに「駿河湾の母・寿美代」と呼ばれ、太郎に良いお肉などを送ってくれていた母・寿美代だ。



 公式サイトによると、寿美代は信用金庫に勤めながら女手一つで太郎を育ててきたそうだ。「銀行に就職すると決まったとき、すごく喜んでくれた」と太郎は言っていた。シングルマザーとしてお金の大切さを知っているからこそ、寿美代はメガバンクや外資系コンサル会社への就職に安心していたのかもしれない。だからといって、電機メーカーに転職するという太郎に怒るかというとそうではなかった。少し動揺はしていたが、太郎の選択を受け入れてくれた。その柔軟な視線は、仕事だけでなく恋人のかずなにも向けられる。



 寿美代「そうよ、食べる人が一番。もうひとつ言っておくと、笑顔にしてくれる人。さらに合格」



 料理が得意でないかずなは、「でも、太郎ちゃん上手だし。できるほうがやれば良いんじゃないの?」と笑顔で寿美代の作ってきたご飯を食べる。石橋家のレシピをかずなにプレゼントした寿美代だが、それを押しつけることはしなかった。それどころか「太郎、良い人見つけたわね」と言い、今後のことも太郎とかずなに任せると告げた。



 太郎は、寿美代の苦労を知っていたからこそ銀行に就職したのかもしれない。その太郎が、自分自身のやるべきことを見つけて転職をする。そして、寿美代がそれを応援し、将来のことは太郎に任せると言う。自分で人生を決めていくことは「最後の親離れ・子離れ」となった。



●男が生き方を変えても、かっこよさは変わらない



 かずなが言った「できるほうがやれば良いんじゃないの?」という言葉に、岩倉はハッとする。そして、透子を家に呼んで改めて話をする。



 岩倉「俺の目的は、君を大事にすること。親父も大事にすること」



 透子「はい、だから私も変わろうと……」



 岩倉「いや、君は変わらなくていい。俺が変わる。仕事を休む、無期限で」



 透子「はい?」



 岩倉「だから、もう一度ここでやり直そう」



 岩倉は少し前に、透子の「家のことを手伝う」という申し出を断っていた。それは、透子のキャリアや人生を邪魔したくないと思っていたからだった。岩倉の「俺が変わる」という提案には、3つのポイントが示された。



 1.できるほうがやる



 2.これからの事務所は君が支える



 3.ここまで考えるくらい、君が好きだ



 父・和雄に一家団らんの幸せを味合わせてあげたいと言っていた岩倉が選んだのは、自分が家庭に入ることだった。かずなの「できるほうがやればいい」という能天気な言葉が、岩倉にとっては「最適解」だった。



 岩倉「どう、承知してくれる?」



 透子「だったら結婚しましょう。さっきのあなたの提案、考えてみたら、家族になったほうがあなたを支えられる。お父さんも支えられる。だから、私と結婚してください」



 岩倉「はい」



 AK男子で一番年長の岩倉が家庭に入ることを決め、女性にプロポーズされ「はい」と答える。照れて、かすかに目を潤ませながら「はい」と答えた岩倉がとてもステキだった。



 年長者が新しいチャレンジをすること、その姿がステキに見えることは、後輩たちにとって励みにも希望にもなる。かつては「遊び」と「仕事」の面で太郎と三好を引っ張っていた岩倉が、今度は「生き方」を見せていく。太郎と三好にとって、岩倉はずっと「成功者」で「賢者」だ。生き方を変えても、かっこよさは変わらない。



 このシーンでは、普段は口うるさく何にでも首を突っ込んでくる印象だった和雄が、二人の話を黙ってじっと聞いているのも良かった。寿美代も和雄も、結婚や仕事についていろいろと世話を焼いたり口を挟んだりはするが、最後の最後ではこどもたちを信じる。



 AK男子内での年長者・岩倉はみんなを引っ張って背中を見せていくのが役目だった。そのさらに上の世代の役目は、最後の最後には変わっていく彼らを信じて見守るということなのかもしれない。



●「“東京”独身男子」という設定



 駿河湾の母・寿美代の登場で改めて気がついたが、AK男子たちはみんな地方出身者だ。



 公式サイトで確認すると、太郎は静岡県静岡市、三好は石川県金沢市、岩倉は長崎県長崎市出身という記載がある。どこも県庁所在地なので、田舎というよりは地方都市か。



 「東京独身男子」というタイトルだが、彼らは東京出身ではない。地方から東京に出てきて、「東京で生きる」人たちなのだ。



 地方で暮らすことに比べて、東京には多くの選択肢がある。誘惑も多い。ある程度までは、どんな選択肢でも選べて、一人でもずっと生きていけるような気がしてしまう。だからAK男子たちのように何を選ぶか迷う。



 地方にいれば、「何歳までに結婚する」「何歳までに家を買う」などの社会通念的なものに、良くも悪くもある程度乗っかって生きていくことも可能だ。和雄はきっと、地方でそうして生きてきた世代だろう。AK男子たちはそれができない。だから戸惑い、失敗しながらも「アジェンダ」という新たな自分たちだけの通念を作ろうと試み続けてきた。



 太郎「結婚してもしなくても、今の自分に納得することが幸せのはじまり」



 最後のアジェンダに、太郎はそう書き込んだ。誰かと比べたりレールに乗ったりするのではなく、自分の納得できる地点を自分で丁寧に探していくこと。それが、AK男子たちがたどり着いた答えだった。



 別々の選択をしたAK男子たち。最後は、脚立から落ちて腰を打った三好のピンチに、岩倉と太郎が駆けつけるシーンで終わる。自立して生きていくことと、人と助け合って生きていくことは何も矛盾しない。



 太郎「どんなときでもこうやって、家族であってもなくても、ひとりひとりが寄り添えば、きっとやっていける。思いがつながり笑い合う。そんな暮らしが続けばいい。この街のどこかで」



 東京スカイツリーができてもいまだに「東京のシンボル」であり続ける赤い東京タワーを中心にした景色が映る。変わるものと変わらないものを象徴するような、きれいなラストシーンだった。



(ねとらぼGirlSide/むらたえりか)


このニュースに関するつぶやき

  • 独身の素晴らしさを伝える内容かと思いきや、恋愛有りのグダグダ矛盾ドラマでガッカリ。岩倉は結婚でアウト、太郎は事実婚でアウト、婚姻歴有りドスケベ三好は論外。どこが独身?
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