日本のフィットネスは、ほとんどアメリカから入ってきているいっても過言ではありません。昔、流行った「エアロビクス」や「ステップエクササイズ」、今でも流行っている「ヨガ」や「ピラティス」、そして現在の「筋トレブーム」。
しかし、同じ人間とはいえ、全てをマネすれば良いということではありません。
アメリカ人と日本人は身体つき(骨格や筋肉量)や食生活も異なるので、全てをマネしていたら怪我をしたりして身体を壊しかねません。
怪我をしたり身体を壊してしまわないためにも、正しい知識は大切です。フィットネスインストラクターでもある筆者が、スポーツトレーナーが必ず勉強する「トレーニングの原則」についてわかりやすく説明します。
■ぜひ知っていて欲しい!「トレーニングの原則」
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全面性の原則
トレーニングをする際に、一か所だけにかたよらないで全ての面でバランスよく鍛えるようにしましょう。
せっかくトレーニングをしてもアンバランスな状態の身体では、かえって不調や怪我にもつながってしまいます。
自覚性の原則
トレーニングをしながらほかのことを考えたりしていませんか?
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トレーニングを行う際は、「今、どこを鍛えているのか?」をしっかりと自覚しながら行いましょう。しっかりと自覚することで、トレーニング効果も向上します。
漸進(ぜんしん)性の原則
ずっと同じ回数や負荷(重さ)でトレーニングをしていませんか?
ある期間トレーニングをつづけて体力がついてくると、今までと同じ負荷(重さ)でつづけていても効果があらわれにくくなります。自分の筋力や体力の向上に合わせて、負荷も少しずつ漸進的に上げていきましょう。
個別性の原則
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それぞれ顔や体格、体系が違うように、体力にも個人差があります。
全員が同じことをすれば良いのではなく、個人個人の年齢や性別、体力のレベルに合わせてトレーニングの負荷を決めましょう。
反復性の原則
あなたは、飽きっぽい3日坊主派ですか? それとも継続できるタイプですか?
トレーニングの効果を得るには、繰り返し行う必要があります。3日坊主はダメですよ!
いかがでしたか? がむしゃらにトレーニングをするのではなく、これらの原則を理解してトレーニングすれば、より効果的に健康的な身体づくりができるはずです。「トレーニングしているけれど、効果がイマイチ」と悩んでいる方は、やり方を見直してみてくださいね。
もちろん、1人で悩まずにジムのトレーナーさんに質問したり、パーソナルトレーナーをつけるという方法もあります。楽しく身体を鍛えて、「健康美」を目指しましょう。
(フィットネス美トレーナー MIKAフィットネス指導歴30年。ヨガ、サップヨガ、ピラティス、フィットネス全般指導、各種イベント講師。心とカラダの健康美をサポートする「フィットネス美トレーナー」として活動中。)