乃木坂46 堀未央奈、内緒で側転の練習? 主演作『ホットギミック』は「共感しながら観て欲しい」

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2019年06月12日 23:01  リアルサウンド

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 映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』の完成披露イベント(第1部)、完成披露舞台挨拶(第2部)が、本日6月12日に新宿バルト9で開かれた。映画初出演、初主演を飾る乃木坂46の堀未央奈を始め、清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗、山戸結希監督、第2部からは桜田ひより、上村海成、吉岡里帆が登壇した。


参考:写真ほか多数


 『溺れるナイフ』『21世紀の女の子』の山戸結希監督による本作は、累計販売部数450万部を超える相原実貴の恋愛漫画『ホットギミック』が原作の青春映画。どこにでもいる平凡な女子高生・成田初(堀未央奈)が、優しい兄・凌(間宮祥太朗)、同じマンションに住む橘亮輝(清水尋也)、数年前に突然引っ越していった幼なじみ・小田切梓(板垣瑞生)の3人の男性の間で揺れ動く模様を描く。


 完成披露イベントでは、映画初出演、初主演の堀が巨大な卵から登場するサプライズが。堀は「卵の中にいるときは乃木坂46のライブをしている時以上に緊張して、『どうしよう!』と思ってたんですけど、みなさんが殻を破いてくださったので楽しく出てくることができました」とコメント。殻を破った一人の清水は「とても緊張しました。貴重な体験でしたね」と述べながら、「堀未央奈という貴重な女優さんの最初の作品に携われて光栄です」と堀の演技を賞賛。板垣も「現場での堀さんはすごい人だったので、これから一緒に、またどこかの作品で共演できる日が楽しみなので。この作品を観て、堀さんは本当に素晴らしいなと改めて思いました」と堀を褒め称えていた。


 この作品に込めた思いを聞かれた山戸監督が感極まり涙する一幕も。優しく背中をさする間宮に山戸監督が「間宮さんのファンに殺されるので……」と遠慮すると、「殺すような人はいないので(笑)」と間宮が返し、会場は笑いに包まれていた。改めて、山戸監督は「ティーンムービーだからといった妥協は一切なく、日本の女の子には新しい青春映画、恋愛映画が求められていると思っています。私たち新しい世代が青春映画を誕生させられることをすごく嬉しく思います」とコメント。山戸監督の言葉を受け、堀も「今までの少女漫画の実写映画とは違った、いろんな方に、いろんな形で残る、メッセージ性の強い映画となっています。特に、女の子に観て欲しいという気持ちが強いので、初ちゃんという主人公の成長を共感しながら観て欲しいと思います」とメッセージを送った。


 桜田、上村、吉岡の3人を加えた舞台挨拶では、堀が第22回上海国際映画祭のアジア新人部門・優秀女優賞にノミネートされていることについて、「『ホットギミック』を背負って上海に行かせていただいて、世界中の方に『ホットギミック』の良さを知ってもらえるように頑張りたいと思いました」と挨拶。“新時代の青春恋愛映画”という点に、間宮は「とにかく堀未央奈が可愛いですよ」と前置きをしつつ、「女の子の映画では間違いなくあるんですけど、男の自分からしてみると、思春期を迎えて女の子を意識するようになって、女の子ってなんでああなんだろうとか、分かんないなぁって思ってた部分がちょっとだけ分かる気がするというか。新しい映画になっていると思います」と真っ直ぐに伝えた。


 舞台挨拶後半では、本作で描かれる「不器用な恋」「溶けるような恋」「秘められた恋」という3つの初恋にかけて、「不器用だったなと思う出来事」「とろけるような思いをした出来事」「秘密にしている出来事」の3つのテーマから、各キャストが一つのテーマを選びフリップにて発表した。先陣を切った山戸監督は「秘密にしている出来事」として、「ホットギミック2を撮りたい!」と発表し、会場に拍手が起きる。「永遠に撮っていたいくらい大好きな映画です」とキャスト陣に初めて思いを明かすと、代表して堀が「2がもしあるとしたら、私たちももっと成長した役で演じられるように頑張りたいなと思いました」と笑顔で返した。


 いい雰囲気になった空気に、次の吉岡はフリップを出すのに拒みながらも、「とろけるような思いをした出来事」として「ピザ釜で熱々ピザ作り!」と発表。具材を聞かれた吉岡は、赤面しながらも「バジルとトマトとチーズと……なんかそんな感じ!」と語尾上がりで答え、客席からは「可愛い!」と声が上がっていた。トリを飾る堀は「秘密にしている出来事」としてミラ・ジョヴォヴィッチのようなアクション女優になることが夢ということから「側転の練習」をしていることをイラスト付きで発表。“画伯”として名高い堀の絵に、MCが「素敵な絵ですね」とコメントすると、すかさず清水が「素敵な絵……?」とツッコミを入れ、キャスト陣の仲の良さを滲ませていた。
(取材・文=渡辺彰浩)


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