人や動物たちが混乱の渦の中に巻き込まれていく タル・ベーラ監督作『サタンタンゴ』予告編

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2019年06月13日 10:21  リアルサウンド

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  9月13日よりシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開される『サタンタンゴ』4Kデジタルレストア版より、予告編が公開された。


参考:タル・ベーラ『サタンタンゴ』4Kデジタルレストア版、ポスタービジュアル公開 公開日は9月13日に


 本作は、『ニーチェの馬』『ヴェルクマイスター・ハーモニー』のタル・ベーラ監督が足かけ4年の歳月をかけて完成させ1994年に発表した、7時間18分に及ぶ長大な物語。ハンガリーのある村を舞台に、死んだはずの男イリミアーシュが帰ってきたことによって巻き起こる騒動を、全編約150カットという驚異的な長回しで描く。今回は、35ミリフィルムにこだわり続けてきたベーラ監督が初めて許可した4Kデジタル・レストア版での公開となる。


 このたび公開された予告編は、マーティン・スコセッシによる「『サタンタンゴ』は心の中で反芻し続けることのできる真の映画体験である」という絶賛評からはじまる。荒々しい風、どこからか鳴り響く鐘の音や、牛の鳴き声、オルガンの音や喚く男などの不穏な音に合わせて、モノクロームの映像の中で人や動物たちが混乱の渦の中に巻き込まれていく。(リアルサウンド編集部)


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