アリアナ・グランデ、急死した元恋人の故郷で公演 感極まり歌えず

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2019年06月15日 08:22  Techinsight Japan

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元恋人マック・ミラーの故郷で公演を行ったアリアナ・グランデ(画像は『Ariana Grande 2019年5月14日付Instagram』のスクリーンショット)
「Sweetener World Tour」で全米を回っている歌姫アリアナ・グランデ(26)が現地時間12日、ペンシルベニア州ピッツバーグを訪れた。ピッツバーグは昨年9月に急死した元恋人マック・ミラーの故郷であることから、この日のステージはアリアナにとって特に思い入れの強いものとなったようだ。『thank u, next』を歌唱中には、感極まって言葉に詰まる場面があったことが伝えられている。

アリアナ・グランデが2018年5月頃まで約2年間交際していたラッパーのマック・ミラー(本名マルコム・マコーミック)が自宅寝室で息を引き取ったのは、昨年9月のことであった。死因は「薬物とアルコールの偶発的な複合過剰摂取」で、マックは26歳という若さでこの世を去っている。

マックの死後は楽曲制作などに意欲的に取り組むことで、その悲しみを乗り越えようとしてきたアリアナ。昨年10月末にロサンゼルスで行われたマックの追悼コンサートに姿を現わすことはなかったが、その数日後にあたる11月3日にリリースされたシングル『thank u, next』の中で、「マルコムにありがとうって言えたなら 彼は私のエンジェルだったから」と急死した元恋人のことを歌詞に込めていた。

現地時間12日のショーは、そのマック・ミラーの故郷ペンシルベニア州ピッツバーグで行われた。会場に足を運んだ人々のツイートによれば、この日はマックのために1席が空席のままリザーブされ、開演前の会場にはマックの楽曲が流れるなどアリアナの元恋人へのトリビュートが随所に見られたという。

またヒット曲『thank u, next』のパフォーマンスでは、「マルコムにありがとうって言えたなら 彼は私のエンジェルだったから」の部分で感極まったアリアナが言葉を詰まらせ、途中で歌えなくなる場面もあったようだ。アリアナの気持ちを察した観客が同曲を斉唱する様子を収めた動画も多数アップされている。

「19歳で初めて出会った日から、あなたを大切に思ってきたわ。そしてこれからもそれはずっと変わらない」「もうあなたがここにいないなんて信じられない」「あなたは何よりも大切なかけがえのない友達だった」など、アリアナはこれまでSNS上でマックへの想いを吐露していた。

マックと破局後に熱愛が報じられたピート・デヴィッドソンとは交際開始からわずか数週間で婚約したものの、そのわずか4か月には婚約を解消しており、急死したマック・ミラーをアリアナが忘れられないことが直接の原因だったのではないか―と伝えられている。

アリアナ・グランデは、2017年5月の英マンチェスターでのコンサート直後に起きたテロ事件でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患った後、昨年9月には元恋人が急死、その翌月にはピートと婚約を解消するなど大きな出来事が身に降りかかり、Twitterで「長期間自宅を離れるのが怖い」「しばらくは大きなツアーをするのは難しい」と正直な気持ちを明かしたこともあった。

しかしそんな気持ちに打ち勝ち、現在ツアーも開始から3か月が経過したところだ。ピッツバーグでアリアナがステージに立つ姿を、マックもきっと天国で誇らしく見守っていたことだろう。

画像は『Ariana Grande 2019年5月14日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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