『集団左遷!!』福山雅治がクランクアップ 最終シーンには神木隆之介ら蒲田メンバーが駆けつける

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2019年06月21日 06:01  リアルサウンド

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撮影=nana numoto

 先日、都内で6月23日に最終回を迎えるTBS系日曜劇場『集団左遷!!』の撮影がクランクアップを迎えた。


参考:福山雅治は正義のヒーローになれるのか 『集団左遷!!』良心と保身の究極の選択を問う


 本作は、江波戸哲夫の小説『新装版 銀行支店長』『集団左遷』を映像化したもので、福山雅治が主演を務める。窮地に立たされた銀行員たちが巨大組織の理不尽に立ち向かう“最大の下剋上”を描いた作品だ。福山は銀行を舞台に、廃店候補の蒲田支店の仲間と巨大組織の理不尽に立ち向かう“普通”のサラリーマン・片岡を演じ、香川照之、市村正親など豪華メンバーが脇を固める。


 約4カ月に及ぶ撮影がクランクアップを迎え、この日は福山と尾美としのりが最後の撮影シーンを飾った。日中の撮影で、暑く日が照る中、スタッフとキャストが一丸となり最後のシーンを撮影する。そして最後のシーンの「カット」という声がかかり、チェックが終わると、尾美と福山のオールアップの合図が。現場は拍手で包まれ、2人それぞれには監督から花束が贈られた。スタッフ全員の拍手が鳴り響く中、福山はオールアップの挨拶をする。その途中、なんと蒲田メンバーが一同サプライズでお祝いに駆けつけた。全員私服姿で、この日のために集結。福山も驚いた様子で自身のスマホを使い蒲田メンバーの様子を熱心に撮影していた。終始和気藹々と笑顔を見せており、4カ月間に渡る絆が見受けられる現場であった。


 最終回を迎える『集団左遷!!』は、6月23日21時からTBS系にて放送される。


■福山雅治オールアップコメント
 初めて連続ドラマに出させていただいたのがTBSさんの作品です。 それからおよそ27年が経ちまして、今回、21年ぶりに日曜劇場という大きな舞台を用意していただき、TBSさんの緑山スタジオに帰ってくることができました。『集団左遷!!』は僕が50歳になって初めてのドラマだったので、自分にとっては本当に色々なことが感慨深い、思い入れのある作品になりました。


 片岡というのは、とにかく頑張る男です。台本をいただいてから、「こいつ(片岡)は『頑張る』しか言っていないな」と思いました。この頑張ることしかできない男をどうすればいいのかと思い、最初は結構悩みました。しかし僕自身も、振り返ってみると頑張らなかったことはないと思います。片岡はただ、最初からその『頑張る』という最終的なことを言い続けてきただけで、間違っていないと思いました。


 その思いで片岡という人間と自分との共通点を見つけ、出発点を同じにすることができたと思います。さらに、どうやって「頑張る」という表現をしたら良いのかも考えました。本気でやるしかないと思います。本気で走って、本気で怒って、本気で泣いて、本気で蒲田支店のメンバーのことを大切に思っていました。そういう一つ一つの本気が積み重なっていかないとこの「頑張る」ということは表現できない。そういう意味で、自分にとってはすごくチャレンジになる役でした。


 終わってみると、何よりもこのスタッフの頑張りと本気がこの作品を支えてくれたと感じます。すごく日焼けをしているスタッフ、現場を走り回って、雨に打たれる代役をずっとやってくれたスタッフ、みんなの本気がこの『集団左遷!!』の片岡の「頑張る」ということを支えてくれました。本当にありがとうございました。


 そして、蒲田メンバーが駆けつけてくれて驚きました。彼らも本気で怒って本気で笑って本気で泣いてくれていて、本気が伝わってきました。ありがとうございました。


 みんなで作り上げた『集団左遷!!』という作品は、本当に大切な作品になりました。 あとは、プロデューサーさんや監督さん、宣伝部さんに最終話の思いを託して、僕も最終話はしっかりオンエアを観たいと思います。本当に4カ月間ありがとうございました。


(取材・文=nakamura omame)


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