結果こそ出なかったもののレベルアップを実感する名取鉄平「バルセロナとは雲泥の差だった」/FIA-F3フランス

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2019年06月26日 16:41  AUTOSPORT web

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FIA-F3フランス 名取鉄平(カーリン・バズレーシング)
FIA-F3フランスの予選で名取鉄平は、角田裕毅をしのぐ21番手タイムを出した。

 そのときの予選を名取は、「(FIA-F3開幕戦の)バルセロナに比べれば、内容的にも結果自体も、全然いいアタックができました。クールとプッシュのメリハリも、しっかり付けられましたし。あとコンマ3秒縮めてれば、シングルグリッドも取れていた。そこはコンマ1秒でも、縮めたかったところです。でも繰り返しますけど、バルセロナよりは自分の成長が実感できました。タイヤの使い方も、かなり理解できてますしね」と振り返った。

 ポールリカールでのFIA-F3テストでは、満足に走ることができなかった。しかしその後ユーロフォーミュラで走ったことが、いい練習になったという。

「そのおかげか、F3でも走り初めからクルマの感触はよかったです。スタートがすごく良くて、あれで12番か13番ぐらいまで上がっていた。もともとスタート直後の攻防は国内時代から得意で、そこはヨーロッパでも通用することがわかったのは大きな収穫でした。それだけに後ろから当てられて終わってしまったのは、本当に残念です。事故自体は避けようがなかったですけど、そもそももっと前の位置にいれば事故には遭ってなかったわけで。これがヨーロッパの厳しさでもあり、いろいろ勉強になりました」

 結果は出なかったものの、今回のレースは「バルセロナとは雲泥の差だった」と、名取は言う。


「あのレースは、ついて行くだけで精一杯でしたから。繰り返しますけどこの1カ月、ユーロフォーミュラで走ったことが、いろんなことが身につく助けになったと思います。コースもタイヤも、だいぶ習熟できましたしね。ドライバーとしてレベルアップしたことを、実感してます」

 しかし翌日のレース2も、名取は完走できなかった。

「スタートで突然、トラブルに見舞われました。エンストはしなかったんですけど、突然パワーを失って。何度もやり直したんですけどダメで、6回目ぐらいにようやくうまくいって、スタートできました。そこからは3周目ぐらいに後方集団に追いついて、何台か抜いて行ったんですね。でもさらにペースを上げようとしたところで、僕の目の前でスピンしたクルマを避けようとして縁石に乗り上げてしまった。そこで激しくジャンプして、着地した瞬間にスタビが折れてしまいました」

「悔しさもありますけど、2レース続けて完走できてないことの方が問題ですね。スタートのトラブルも、何とか原因を究明しないと。とにかく今週末は、流れが良くなかったです」

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