松坂桃李がワースト2位、天海祐希とV6・井ノ原はトップ激走! 4月期ドラマ視聴率ランク

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2019年06月28日 15:42  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

『緊急取調室』(テレビ朝日系)公式サイトより

 4月スタートの春ドラマが、2クール連続放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)と、通年放送の『科捜研の女』(テレビ朝日系)を除き、それぞれ最終回を迎えた。平均視聴率でトップに輝いたのは、天海祐希主演の『緊急取調室』(テレビ朝日系)で、全10話の平均は13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2位にも、同局のV6・井ノ原快彦主演『特捜9 season 2』(全11話/12.9%)が入り、初回視聴率では、同率1位発進だった2作がワンツーフィニッシュを達成した。

 1位の『緊急取調室』は、取調官・真壁有希子(天海祐希)が、緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーと一緒に一筋縄ではいかない犯人と心理戦を繰り広げるドラマ。2014年、17年に続く連ドラ第3弾で、今シーズンには吉川愛、SKE48・松井珠理奈、仙道敦子、真野響子、オアシズ・大久保佳代子、吉田鋼太郎ら、個性豊かなキャストがゲスト出演した。第3弾も大成功だった上に、最終回を見た視聴者の間では「面白かった。続編ありそうな形で終わってくれたから期待して待ってる!」「最終回だったけど、これは確実に続編あるね」との声が出ており、次作も内定とみてよさそうだ。

 『特捜9』は故・渡瀬恒彦主演の『警視庁捜査一課9係』が生まれ変わり、井ノ原を主演に据えて昨年4月にスタート。初回以降は11〜14%を行き来し、6月26日の最終話は13.8%で有終の美を飾った。なお、2年にわたり特捜班班長・宗方朔太郎を演じた寺尾聰が今シーズンをもって卒業し、視聴者は「寺尾聰さんさすがだったな。次の班長は誰?」「『9係』からのファンとして、寺尾さんの存在はとても心強かった。次のシーズンも放送されますように……」と、ショックを受けながらも次作に思いを馳せている。

 また、『科捜研の女』(同)はランキング対象外とするが、8話(6月6日)までの平均は12.5%と、高数字をキープ。今期も人気シリーズを並べたテレ朝が圧勝した。

 ベスト3位は、窪田正孝主演の月9ドラマ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系)で、平均12.1%(全11話)。初回12.7%を獲った後、4話で9.1%に下落するも、5話で10.8%に持ち直した。最終話は13.8%で、自己最高記録を更新。さらに、最終回後の6月24日は特別編『ラジエーションハウス特別編〜旅立ち〜』が放送され、こちらは15.6%に多くくジャンプアップした(特別編のためランキング対象外)。

 一方、残念ながら低視聴率だったワースト3位以内には、テレビ東京のドラマが2作ランクイン。3位は上川隆也主演『執事 西園寺の名推理2』で、全8話の平均は6.5%で終了した。最下位の玉木宏主演『スパイラル〜町工場の奇跡〜』は、昨年4月にスタートした月曜午後10時台の「ドラマBiz」枠で放送。昨年4月の始動後、軒並み平均5%以下の作品が続出しているが、今回も全8話の平均は3.6%と、1位の『緊急取調室』(13.2%)とはかなりの差が開いてしまった。

 そして、ワースト2位は松坂桃李主演の『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)で、全10話の平均は6.4%。「Kiss」(講談社)で連載中の有賀リエ氏による同名コミックが原作で、不慮の事故により、車いす生活を送る主人公・鮎川樹(松坂)と、ヒロイン・川奈つぐみ(山本美月)の恋模様を描く純愛ラブストーリー。さまざまな困難を乗り越えて結ばれていく過程や、つぐみの妹、しおり(岡崎紗絵)と、ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの松村北斗が演じた義足の青年・渡辺晴人の関係性も注目を集めた。初回ランキングも6.9%でワースト2位に入り、2話は最低値の5.8%をマーク。最終回の7.1%が自己最高となった。

 前述の通り、フジでは月9の『ラジエーションハウス』が好成績を残すも、二階堂ふみとKAT-TUN・亀梨和也がダブル主演した『ストロベリーナイト・サーガ』(同)が全11話平均6.6%と、ワースト4位に終わった。夏ドラマは月9枠が上野樹里主演『監察医 朝顔』で、深田恭子主演『ルパンの娘』(木曜午後10時)と三浦春馬主演『TWO WEEKS』(火曜午後9時)が待機しているが、視聴率で春ドラマを超えられるだろうか。 

ジャニーズ出演作豊富ながら結果伴わず

 4月期はジャニーズタレントの出演作が多いクールでもあった。『特捜9』『パーフェクトワールド』『スパイラル』の3作に長谷川純が出演したほか、。吉高由里子主演『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)にKAT-TUN・中丸雄一、中条あやみ&水川あさみがダブル主演した『白衣の戦士!』(日本テレビ系)にジャニーズWEST・小瀧望が出演。古田新太主演『俺のスカート、どこ行った?』(同)には人気上昇中のKing&Prince・永瀬廉や、Jr.内ユニット・なにわ男子の道枝駿佑&長尾謙杜がメインレギュラーとして参加し、山下智久は『インハンド』(TBS系)で主演を務めたが、これらはいずれも平均8〜9%と、1ケタ後半にとどまっていた。

 7月クールからは杏主演『偽装不倫』(日テレ系)、石原さとみ主演『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)、黒木華主演『凪のお暇』(TBS系)と、人気女優陣が登場。好調のテレ朝系では、『刑事7人』シーズン5(少年隊・東山紀之主演)、『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(大森南朋主演)と、男性俳優の主演作が2本控えている。ワースト常連となっているテレビ東京系は、反町隆史主演『リーガル・ハート〜いのちの再建弁護士〜』、小泉孝太郎と松下由樹のタッグが好評な『警視庁ゼロ係 〜生活安全課なんでも相談室〜 SEASON4』を放送。ひとまず、初回の視聴率を楽しみに待ちたい。

【2019年春ドラマ(午後8〜10時台、民放5局)平均視聴率一覧】

1位『緊急取調室』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全10話/13.2%
2位『特捜9 season 2』(テレビ朝日系・水曜午後9時)全11話/12.9%
3位『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系・月曜午後9時)全11話/12.1%
4位『集団左遷!!』(TBS系・日曜午後9時)全10話/10.3%
5位『わたし、定時で帰ります。』(TBS系・火曜午後10時)全10話/9.7%
6位『インハンド』(TBS系・金曜午後10時)全11話/9.2%
7位『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/8.7%
7位『白衣の戦士!』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/8.7%
9位『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系・木曜午後10時)全11話/6.6%
10位『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系・金曜午後8時)全8話/6.5%
11位『パーフェクトワールド』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/6.4%
12位『スパイラル〜町工場の奇跡〜』(テレビ東京系・月曜午後10時)全8話/3.6%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。通年放送の『科捜研の女』と、2クール連続放送の『あなたの番です』はランキング対象外とする。『わたし、定時で帰ります。』は地震報道で中断となった6月18日放送分を除き、同25日にあらためてオンエアーされた最終回の数字で算出。

 

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