FIA-F3第3戦オーストリア レース1:18歳のビプスが逆転勝ち。角田、名取は悪い流れを断ち切れず

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2019年06月29日 18:41  AUTOSPORT web

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FIA-F3第3戦オーストリア レース1 スタートシーン
6月29日、2019年FIA-F3第3戦オーストリアの決勝レース1が開催され、ユリ・ビプス(ハイテック)が優勝。日本の角田裕毅(イェンツァー)は16位、名取鉄平(カーリン・バズレーシング)はリタイアに終わった。

 ヨーロッパを転戦して行われている2019年FIA-F3は前戦のフランスに続き2週連続のレース開催に。高速でアップダウンのあるレッドブルリンクとあって、気温23℃、路温40℃のドライコンディションで行われたレースは、タイヤへの影響が懸念された。

 レース1のポールポジションはマーカス・アームストロング(プレマ・レーシング)、2番手にマックス・フュートレル(ART)、ビプスが3番手、日本の名取は19番手、角田は25番手スタートとなった。

 24周で行われる戦いの火蓋は17:30頃に切って落とされた。2番手スタートのヒュートレルがストレートでアームストロングに並びかけるも追い抜きはならず。

 後方では日本の名取が加速を試みるもシフトアップできずマシンをストップ。早々に戦線を離脱、前戦フランスから続く悪い流れを断ち切ることはできなかった。

 5周目、ビプスがバックストレートでスリップストリームを使いアームストロングを捉えトップへ。さらにフュートレルも2番手に上がった。

 第2戦フランスのレース1で20台抜きを見せ、このラウンドでも追い上げを期待される角田。9周終了時点でポジションをすでに10上げて15番手まで浮上する。

 だがそんな角田に不運が襲いかかる。10周目のターン3でブレーキングをした際、前を走るレオナルド・プルチーニ(ハイテック)に接触。スピンさせてしまい、5秒加算ペナルティを受けてしまった。

 上位争いが接近し始めたのは残り5周となった19周目、2番手フュートレルと3番手アームストロングが0.5秒差に。この2台は揃ってファステストラップを記録しながら最終ラップまでバトルを展開する。

 最後は4番手のジェハン・ダルバラ(プレマ・レーシング)も2番手争いに加わりワンミスで順位が入れ替わる白熱したバトルを演じた。

 そしてビプスがトップチェッカー。フュートレルが2位を守りきり、3位にはアームストロングが入った。

 日本勢は14番手でフィニッシュした角田は序盤のペナルティによって16位に。名取は1周目でリタイアとなっている。 

 レース2は日本時間6月30日(日)16:35から行われる。

■FIA-F3第3戦オーストリア 決勝レース1 リザルト
Pos.No.DriverTeamTime/GapSP121J.ビプスハイテック24Laps322M.フュートレルART1.7412326M.アームストロングプレマ・レーシング2.3541427J.ダルバラプレマ・レーシング3.6054528R.シュワルツマンプレマ・レーシング5.6399618P.ピケトライデント7.4997711J.ヒューズHWAレースラボ8.435587L.ゼンデリザウバー・ジュニアチーム8.9128920L.プルチーニハイテック9.4166106R.フェルショールMPモータースポーツ13.291121119N.カリトライデント13.653181230F.ドルゴビッチカーリン14.438161310B.ビシュカルHWAレースラボ16.95010144L.ローソンMPモータースポーツ17.27515151D.ベックマンART17.600301614角田裕毅イェンツァー20.560251717D.デフランチェスコトライデント21.24013185S.ラークソネンMPモータースポーツ23.11417199R.ハイマンザウバー・ジュニアチーム26.110242022Y.ウィ・フェイハイテック31.607212123A.ペロニカンポス32.667142231L.サージェントカーリン35.803222316A.エシュトネルイェンツァー39.085262425S.フェルナンデスカンポス45.413112524A.デレッダカンポス46.67928263C.ルンガーART49.725292712K.アンドレアスHWAレースラボ1'11.500272815G.カラーライェンツァー1Laps20--8F.シェラーザウバー・ジュニアチームDNF23--29名取鉄平カーリンDNF19

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