『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』主題歌は星野源 「松尾スズキ!って感じがしてとても好き」

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2019年07月02日 08:01  リアルサウンド

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『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』(c)2019「108〜海馬五郎の復讐と冒険〜」製作委員会

 松尾スズキが監督・脚本・主演を務めた映画『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』 の公開日が10月25日に決まり、あわせて本作の主題歌が、星野源が歌う「夜のボート」に決定した。


参考:詳細はこちら


 本作は、“108”の煩悩の数をテーマに、ある男が妻への復讐として全財産を使って行う前代未聞の復讐劇。名脚本家として成功している海馬五郎は、ある日、元女優の妻・綾子の浮気をFacebookの投稿によって知ってしまう。離婚をする場合、財産分与で資産の半分を慰謝料で支払わなければならないことを知った海馬は、慰謝料で支払わなければならない1000万円を、自分の“不貞”で使い切ることで復讐を決意する。


 1988年に舞台『絶妙な関係』で旗揚げされ、宮藤官九郎や阿部サダヲなどと共に、多岐にわたって活動を続けてきた大人計画。今年、旗揚げから30年となり、主宰である松尾も「松尾スズキ」として活動を始めて30周年を迎えるという記念すべきタイミングで本作は制作された。


 松尾が作詞、星野が作曲を担当した「夜のボート」は、2008年に松尾作・演出の舞台『女教師は二度抱かれた』で星野と市川実和子が歌った劇中歌で、今回『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』の主題歌として使用するために、星野が新たにレコーディングを行った。


 脚本を書き始めた時から「夜のボート」を使用したいと思っていたという松尾は、特に主題歌が使われている“衝撃的なあるシーン”には力を入れており、「夜のボート」が流れる様子を想像しながら脚本を書いたという。なお、「夜のボート」のリリース予定はなく、本作でしか聞くことができない貴重な楽曲となる。


 星野からはコメントが寄せられている。


・松尾さんから、11年前に上演された舞台で僕が作った歌を「映画の主題歌にしたい」と連絡を頂きました。このとんでもない『108』という作品の主題歌にこの哀しい歌を選ぶあたり、松尾スズキ!って感じがしてとても好きです。 (文=リアルサウンド編集部)


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