『ルパンの娘』『TWO WEEKS』は危険水域……? 夏ドラマ「ヒット&大コケ」業界予想!

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2019年07月04日 14:52  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

『ルパンの娘』(フジテレビ系)公式サイトより

 まもなく7月期の連続ドラマが放送を開始する。業界内では「夏ドラマは数字が取れない」(テレビ局関係者)と言われるそうだが、その中でもこの夏、注目を集めている作品をリサーチした。

「今年の夏ドラマは総じてパッとせず、各局“大当たりとまではいかないが爆死もしない”というテーマの作品が並んでいるような印象です。また、日本テレビ系『土曜ドラマ』枠の『ボイス 110緊急指令室』をはじめ“韓国ドラマのリメーク作品”が多いところを見るに、脚本家にかける予算が減らされているのかもしれません。イチからオリジナルドラマを書いてもらうより、リメークの方が安上がりですから」(テレビ誌ライター)

 それでも今夏、ヒットを期待される作品もあるという。

「大森南朋が主演を務める、テレビ朝日系『木曜ドラマ』枠の『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』です。これも韓国ドラマのリメークですが、今期では唯一、“連ドラ”としてしっかり作り込んでいることがうかがえる良作。同作は、日本法医学研究院を舞台に、解剖医・柚木貴志(大森)が“真実”を追求すると同時に“権力”に立ち向かう内容となっています」(同)

 共演には仲村トオル、松雪泰子、西田敏行など実力派から、飯豊まりえや高杉真宙といった人気の若手も名を連ねる。

「昨今は視聴率を狙うと“高齢者向け”の内容になりがちですが、この『サイン』は数字を意識しつつ“ドラマファン向け”となっているのでは。同枠で4月期に放送していた『緊急取調室 3rd SEASON』は初回平均視聴率15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が最高でしたが、『サイン』は20%近くまで上がる可能性もあります」(同)

 一方、フジテレビ系「月9」枠の上野樹里主演『監察医 朝顔』も、「手堅く視聴率を獲得しそう」(スポーツ紙記者)という。

「同題漫画を“現代寄り”にアレンジしたドラマ版は、主人公の新米法医学者・万木朝顔(上野)の母親が、2011年の東日本大震災で行方不明となっているという設定に。そんな朝顔に寄り添う父親・平(時任三郎)はベテラン刑事で、父娘がさまざまな遺体と向き合いながら、彼らの“生きた証”を探していくといったストーリーです」(スポーツ紙記者)

 近頃の月9といえば、今年1月期の『トレース〜科捜研の男〜』や4月期の『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』など、 “医療モノ”で全話平均2ケタ超を果たした。

「主演の上野は、“数字を持っている女優”とは言いづらいですが、あくまでも“今夏のドラマ”の中で見れば、数字に期待が持てる方でしょう。月9自体も一時期の低迷を脱して調子がいいですし、ずば抜けてヒットはせずとも、手堅く2ケタをキープするでしょう」(同)

 ただ、逆に今夏“不安視”されているのも、フジテレビのドラマのようだ。

「『火曜午後9時』枠で放送される『TWO WEEKS』です。三浦春馬演じる主人公・結城大地は、殺人未遂容疑での服役経歴を持っており、白血病の娘・はなの手術前に“殺人の濡れ衣”を着せられ、逃亡劇を企てるという物語。ちなみに、同作も韓国ドラマのリメークなんですが、テレ朝の『サイン』と違ってターゲット層が見えない。三浦以外のキャストも芳根京子に比嘉愛未、三浦貴大、そして高嶋政伸に黒木瞳といった顔ぶれで、どうもインパクトに欠ける印象。そもそも三浦主演というのも“今さら感”が否めません」(テレビ局関係者)

 なおフジの「木曜劇場」枠で放送される『ルパンの娘』も「期待値が低い」(同)という。ドラマの原作は同題小説で、泥棒一族の娘・三雲華(深田恭子)と警察一家に生まれた桜庭和馬(瀬戸康史)の恋模様を描いた物語だが、「深田のセクシーな“泥棒スーツ”で話題を集めようとしているのが見え見え。企画の時点で、一部業界関係者は苦笑いしていましたし、『誰が見るの?』という声も聞こえてきます」(同)。

 全体的に期待感の薄い夏ドラマで、どれだけの作品が勝利の花火を打ち上げられるだろうか。

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  • ☆ 一般向ドラマに関して目の肥えたウチの親も、この2作品は端から無いみたい。
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