横浜F・マリノスは5日、日本代表MF天野純のロケレンへの期限付き移籍を発表した。移籍期間は1年間となっている。
天野は1991年生まれの27歳。横浜FMユースから順天堂大学を経て2014年に横浜FMでプロキャリアをスタートさせた。今季からキャプテンに就任し、明治安田生命J1リーグで17試合に出場していた。
今回の移籍決定を受け、天野は以下のようにコメントしている。
「嘘偽りのない本当の自分の思いを伝えたいと思います。本当に苦渋の決断でした。育成組織から育ってきたマリノスで優勝したい。最高の仲間と最後まで戦い抜きたい。子供の頃から憧れていたマリノスの10番を着けさせてもらい、さらにキャプテンまでやらせてもらったのに活躍できないまま旅立ってもいいのか」
「その一方で昔からの夢であった海外への挑戦。気がつけば27歳になり、挑戦するにはラストチャンスの年齢。恐らく次のチャンスは来ない。チャレンジをしなかったら一生後悔する。海外で自分がどれぐらいのし上がれるのかチャレンジしたい。自分自身に感じる停滞感を打破したい。もっと上手くなりたい、もっと強くなりたい。このような思いが自分の心の中に湧き上がってきました。様々な思いが交錯する中、何日も悩み、考え抜いた上で移籍をするという決断に至りました」
「この移籍に際して、自分のわがままを聞いてくださり、最大限協力して頂いた強化部の方々、監督、クラブスタッフの方々には本当に感謝しかありません。またファン・サポーターの皆さん、チームメイトにはシーズン途中で離脱してしまうことを申し訳なく思います」
「海外の舞台で一つずつ積み上げて、絶対に成功してやるという覚悟と自信はあります。これまでも幾度となく壁を乗り越えてきたという自負もあります。何年後かにこの決断が正しかったと言えるように、短い間でもマリノスの10番を背負ったことを誇りに、ベルギーで頑張ってきます。皆さんには改めて大分戦後に挨拶させていただければと思います」
横浜FMは6日に行われる明治安田生命J1リーグ第18節大分トリニータ戦の試合終了後、「ファン・サポーターの皆さまへのご挨拶」を実施することを伝えている。