『テラスハウス』東京編・第8話ーー消極的な男性陣に女性陣が一喝、動き出す新たな恋

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2019年07月09日 00:31  リアルサウンド

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『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』第8話(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第8話が、本日7月9日に配信された。


(関連:『テラスハウス』第8話につながる未公開映像ーー流佳が女子部屋で香織と春花に悩みを打ち明ける


 次より、今回の見どころをレポートする。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。


 東京・神泉でテラスハウスの女子メンバーは女子会ランチをしていた。普段からよく話している香織と春花に加え、今回は莉咲子も一緒だ。女子がこうして3ショットで外出している姿は珍しく、新鮮に思えた。そして莉咲子はケニーのことについて話し出し、春花にコソコソ隠したりしたくないと伝えた。しかし春花は真逆の意見で、ケニーについてすべて話すのも不自然だし、いちいち言われるのも嫌だと主張する。二人の意見は対立し続けたが、香織が場を収めて事なきを得た。


 そして女子会では男子メンバーが消極的なことで意見が一致。女子メンバーは、自分たちばかりが男子をデートに誘っていて、寂しさを感じているという気持ちを分かち合う。その夜、莉咲子と春花はその思いを直接、流佳と翔平にぶつけた。その言葉を正面から受け止め、少し気にしている様子を見せる流佳と、男子部屋に持ち帰り全体で話し合う時間を設ける翔平。帰宅したケニーにも話題を共有する。消極的な様子を見せたケニーに対して、翔平がたしなめるという雄々しい一面も垣間見えた。翔平はみんなを引っ張るタイプで、テラスハウス全体をまとめているように感じる。誰に対してもしっかりと気遣い、男女ともに心地よく過ごせるように努力しているのではないだろうか。翔平のそんな姿は香織とも重なる。二人は似たタイプなのかもしれない。


 女子からのキツいお達しがあったあと、心を入れ替えた流佳はさっそく香織をデートに誘う。女子部屋から香織を呼び出し「画材を買いに行きたい」と少し照れながらもしっかりと伝えた。香織もそれに快諾し、嬉しそうな笑顔を見せる。香織は初めて二人で流佳と話す機会ができたことに喜んでいる様子だ。前回、香織を気にかけ始めていることを打ち明けた流佳。これを機に二人の恋はどう動くのだろうか。


 ある日、バーで飲んでいる翔平。店主にテラスハウスでの恋愛について話していると、口をついて出るのは春花の話題ばかり。翔平は、春花の後腐れなくサバサバしているところに惹かれて、気になっていることに気付き始める。初めは香織を気にかけていた翔平だったが、気持ちはどう動いていくのか。流佳以外の男子メンバーは、恋愛に対してはっきりとした意見を持っていない印象だったゆえに、その動向が気になる。


 ある夜、ケニーのために料理を作って、リビングで待っていた春花。しかし、先に帰ってきたのは莉咲子だった。またもや、三角関係の3人が集まってしまうことに。食事のあと、ケニーは女子会であがった話題について触れ、「誘う=気があります、みたいにうつってしまうのではないか」と今まで誘えなかった理由を明かす。すると春花は、自分がライブに誘ったのは気があるからだと思っていたのかと鋭く切り込んだ。ケニーは「あれはすごくナチュラルでした」と返しつつ、忙しさもあったから誘えなかったと別の理由も口にした。ケニーは春花にやや気を使っているように見える。先日の沖縄料理屋での一件もあり、波風立てたくないという思いが感じられた。


 すると春花が突然、「(ケニーが)一番緊張する」と本音を吐露。「何を話していいかわからない」と笑顔で伝えたが、春花にとってそれは“気があるよ”というサインだったのかもしれない。しかしそこに莉咲子が「人としてわからないんじゃなくて、男だからじゃなくて?」とツッコミを入れる。春花が小さな声で「そんなこと言わないでよ」と軽く叩くが、話題を変えない莉咲子。「好きな人と出かけると、莉咲子は緊張するよ」と続け、春花が暗に伝えたがっていた思いを露呈させてしまう。あまりの気まずさに、3人に沈黙が流れたあと、ケニーは「難しいね」とフォローを入れつつ、席を立ってしまった。


 春花はそのあとも莉咲子を責めるが、自分の気持ちをはっきりと伝えず「わからない」ばかりを繰り返す。そのため、春花の言いたいことを理解できない莉咲子は、「人の気持ちってわかんねー!」と呆れてしまう。そして二人は険悪なムードに。「私がケニーを好きだって思っているかもしれないから(ケニーと)話してくる」と言い、男子部屋へ向かう春花だったが、そこでケニーを前に突然泣き出してしまう。


 オープンな性格の莉咲子と、察して欲しいタイプの春花。二人は全く噛み合わず、寄り添おうとした途端にぶつかってしまった。これまで無理に近寄らなかった双方の判断が正しかったのかもしれない。そして男子は、女子の顔色を伺うようになったが、果たしてこの状況でいい恋愛関係に発展していくのだろうか。不安は残るが、どう解決していくのか様子を見守りたい。


■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。


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