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F1 Topic:まずは1勝。シーズン開幕前に5勝を目標としたレッドブル首脳がオーストリアGPの初優勝にしたり顔

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2019年07月10日 17:21  AUTOSPORT web

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写真レッドブルの地元オーストリアで優勝したマックス・フェルスタッペン
レッドブルの地元オーストリアで優勝したマックス・フェルスタッペン
 F1第9戦オーストリアGP後、「シーズン前に掲げた5勝を挙げるという目標を捨てるつもりはない」というヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)の言葉が、さまざまなニュースに流れている。

 これはレッドブル・ホンダが優勝を飾ったオーストリアGPのレース直後に、レッドブルのガレージ裏に出てきたマルコを数人のジャーナリストが囲んで緊急会見を行なった際に発せられたものだ。

 もちろん、その会見に筆者も同席していて、じつはこの言葉は筆者の質問に対しての回答だった。ただ、その質問は、「今後、ホンダに期待したいのは何か?」というものだった。それに対して、マルコは間髪入れずに、こう答えた。


「あなたがいた、東京での記者会見で私は5勝を挙げると約束した。何人かの人間は私が狂ってしまったのではないかと言っていたようだが、私はそれを達成できるといまでも信じている」

 東京での記者会見とは、今年の開幕前の3月9日(土)に東京・青山のホンダの本社で開かれたものだ。しかし、その会見でマルコが「5勝する」と語った記憶は、私にはない。

 そこで、3月の取材ノートをひっくり返してみた。すると、マルコは記者会見の冒頭に、山本雅史マネージングディレクターと田辺豊治F1テクニカルディレクターとともに約7分間だけ出席し、1回だけ質問に答えていた。それがこれだ。

「まず、自動車産業を代表するビッグブランドであるホンダと協力できることを、われわれレッドブルは非常にうれしく思っている。ホンダはF1だけでなくMotoGPもサポートしている。また、ホンダに若く将来を嘱望されるレーシングドライバーを育成し、彼らはヨーロッパで活躍している」

「今シーズン、われわれはとてもいい準備ができていると思う。昨年、ホンダはトロロッソと1年間、一緒に仕事をした。われわれは昨シーズン、トロロッソとホンダがどのような状況だったのかについて理解しているし、それを受けて、今シーズンに向けてすべてを綿密に準備を進めてきた。現在はテストを終え、信頼性も良く、明るい展望を抱いている」

 やっぱり、なかった。そこで、取材ページをさらにひっくり返すと、その数ページに後にあった。それは記者会見ではなく、その後に明治神宮外苑で行われた公道F1デモ走行の後の立ち話だった。会場を後にしようしたマルコを呼び止めて、1つだけ質問したときのことだ。


「ヨーロッパのメディアがあなたが『今シーズン、5勝という目標を掲げている』と語ったと報じているが、それは本当か?」と筆者はマルコに尋ねた。すると、マルコは「本当だ」と答えた。そこで、筆者は「5勝したいのか? それとも、5勝できると思っているのか?」と問い返した。マルコは少し笑みを浮かべて、こう言った。「ホンダ・エンジンを手にしたのだから、5勝しなければならない」

 しかし、筆者はこの発言をにわかに信じられず、いくつかの媒体で「今シーズン中にレッドブル・ホンダが5勝するのは難しい」という内容の記事を書いた。

 さらに開幕戦以降、マルコと話す機会があれば、「まだ5勝できるという目標はあきらめていないのか」と確認していたものである。もちろん、いずれの機会でもマルコは、前言を撤回したことはなかった。そして、オーストリアGPレッドブル・ホンダは今季初優勝を飾った。

 レース後の囲み会見での、「5勝を挙げるという目標を捨てるつもりはない」という発言は、筆者に向けて発した回答だった!!

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