菅田将暉、初監督作品「クローバー」ショートフィルムに感慨「一つ大事な思い出ができました」

0

2019年07月10日 21:02  リアルサウンド

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

(左から)山田健人、菅田将暉、石崎ひゅーい

 菅田将暉が、7月10日TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて『菅田将暉『LOVE』発売記念イベントShort Film『クローバー』トーク&特別上映会』を開催した。


(関連:菅田将暉は“衒いなき愛”とともにアーティストとして成長する アルバム『LOVE』を聞いて


 これは菅田の2ndアルバム『LOVE』の発売を記念して行われたもの。今作で菅田は、石崎ひゅーい作詞・作曲の「クローバー」ショートフィルムで初めての監督を務めた。ショートフィルムにはプライベートでも親交のある俳優・仲野太賀が主演し、自身や石崎も出演。太賀や菅田の飾らないリアルな表情が見られる貴重な映像となっていた。


 「クローバー」上映後、実は菅田と石崎、そして監督助手の山田健人も客席で鑑賞していたことが明らかになり、客席は大盛り上がり。3人によるトークセッションでは、まず石崎が「菅田くんに初めて聞いてもらった曲」と「クローバー」の制作秘話を明かした。今回のアルバムを“フラゲ日”に自分でCDショップに買いに行ったという菅田。「(人との)出会いでアルバムが出来た気がしたので、発売される瞬間を見たいなぁと思って」と語った。また、ショートフィルム「クローバー」については自身の“日常”そのものと表現し、「でも、ちょっとした人との出会いとか気づきによって、いつもと違うやる気が入ってくる。そんなものがやりたかった」とアルバムにも通ずる思いを明かす。そしてプライベートでも交流のある石崎は菅田について「なんでもない日常を宝物にする天才」とコメントした。


 もともと5分程度の予定だったというショートフィルムだが、約50分の映像に。「灰色と青」などのMVも撮影してきた山田は“映像監督”としての菅田を「判断がすごく早かった」と評価した。菅田は“役者として一番好きな同世代”だと太賀について語り、「今、何もしない太賀を見たいなと思った」と今回の映像の意図も明かした。冒頭、菅田や太賀ら4人が部屋で飲み交わすシーンは、実際に朝まで遊んで部屋を散らかすなど、リアルな空気感を撮影できたという。石崎は自身の楽曲が映像になったことに「感無量ですね。歌詞にもあるように“誰かの愛に変わる日まで”っていう歌なんですけど、本当にそういう風になっていくだろうな、と」とコメント。山田は菅田に対し「歌っていても役者としての歌い姿を感じることがある」と語った。


 そして菅田と石崎が「クローバー」を特別に弾き語りで披露。菅田と石崎の歌声が重なり合い、〈誰かの愛に変わる日まで〉という歌詞が一人ひとりの胸に響いているようだった。久々の2人でのパフォーマンスに感慨深げな表情を見せ、最後に菅田は「一つ大事な思い出ができましたし、それを見てもらえてすごく嬉しいです。今日だけじゃなくて、色んな日々の活動が“誰かの愛に変わりますように”という思いで作りました」と述べ、ファンへの感謝を示した。(村上夏菜)


    ニュース設定