ヒントは包帯! カーネギーメロン大学が弾力性と快適性を追求したウェアラブルバンテージを開発

1

2019年07月14日 08:01  Techable

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techable

写真
皮膚に直接貼り付けるタイプのウェアラブル端末は、これまでタトウータイプを筆頭にさまざまな機器が開発されてきた。しかし、「剥がれやすい」「違和感が拭えない」といった肌に貼るデバイスゆえの課題があり、快適性を求める意見が多い。

そうした問題解決に乗り出したのが、カーネギーメロン大学。柔軟で弾力のある包帯仕様のウェアラブルバンテージ「ElectroDermis」を開発した。
・フレキシブルな包帯の構造に着目従来のものは粘着力と柔軟性がないため、関節部分に貼り付けた際、剥がれやすいという弱点があった。

そこで研究チームが着目したのが包帯だ。頭部から足の先まで体のあらゆる部分を包めるよう設計されたその構造にヒントを得て、本プロダクトを考案。人体の動的な性質に適合しながら、永続的に使用できるものを作り上げた。
・多彩な分野での利用が可能本体は多重構造で補助電源管理、マイクロコントローラ、6個のデジタルセンサー、RGB LEDで構成されている。

これらの電気部品にZ軸テープを貼り付けて銅トレースに接着し、ファブリック部分に留め付けて完成。スマート創傷治癒包帯やモーショントレースニーラップ、検温用の電子マスクなど多彩な用途が考えられる。

医療分野のみならず、健康、フィットネス、ファッションなど幅広いジャンルにアプローチできるだろう。製品化に期待したい。

ElectroDermis

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定